673話 ボス
ボス
ポウの訓練場を出て、狼、ボスの訓練場に行く事にしました。
狼達の訓練場は隣ですね。ちょいと覗いてみますと、
「ん?、狼達も狼租神が対応していると思ったのですが、
あそこに居るのは、上級精霊のフェルリンですね。
ちょっとオト様に聞いてみましょう。
(「オト様、御いそがしい所、申訳有りません。
お尋ねしたい事が有ります、今、宜しいでしょうか?」)
(『おや、ララね。良いわよ。』)
(「今、狼の訓練場を覗いたのですが、アセナ様でなく、
フェルリン様が居たのですが?」)
(『ああ、それね、ボスの希望よ。自分は狼であり、
狼の信仰を集めるフェルリンに指導されたい。
と言うので、アセナと相談した結果、それも良いだろうと言う事で、
シルフに言って、フェルリンを寄こしてもらったのよ。』)
(「何やらすいません、知らぬ所でご迷惑をお掛けしている様です。」)
(『大丈夫よ、それくらいの事は。所で、狼はどんな訓練をしているの?
私もちょっと興味があるわ。』)
(「いや、まだ訓練と言うより、魔力を練って、
イメージを作り出そうとしている様にみえます。」)
(『興味本位で、邪魔するも悪いから、後から聞きましょうね。』)
何か、邪魔をしないで、と釘を刺された気分です。
(「はい、分かりました。」)
風の魔法でも作るんでしょうか?
竜巻で吹き飛ばしとか、結構すごいかも。
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