661話 闇御津羽神(くらみつはのかみ)
闇御津羽神
闇御津羽神と八咫烏の眷属も来てますね。
オト様が念話で連絡してくれた様です。ご挨拶しに行きましょう。
闇御津羽神に近づくと、姿がぼやけたと様にみえた途端、
黒い服をまとった、髪の長い女性に変身しました。
あれは・・・。エーテルですよ、
「あぁ、松下零士先生、永遠に・・・。」
思わず声が出てしまいました。
闇御津羽神の傍に行き、
「闇御津羽神様、私、この子達の主で有ります、
ララと申します。 何卒よろしくお願い致します。」
〚丁重なご挨拶、有難う御座います。
私の事はエーテルとお呼びください。〛
(えっ、思考を読まれた・・・?)
〚そんなに驚いた顔をしなくても、大丈夫ですよ。
思考を呼んだりはしていません。
あなたは、表情が豊かで、隠し事の出来ない、判り易い子ですね。
ただ、此処では、指向性のある強い思いは、伝わってしまいますので、
注意した方が良いと思います。〛
(きゃぁ、考えた事が駄々洩れじゃないですか。)
皆が温かい視線を寄こしています。〔シールド〕。
(何とかしなくちゃ。え~と。シールドを薄く伸ばして、
体全体を薄く、薄く密着させて包むようにすれば良いですね。・・・)
闇御津羽神がにこりとして、
(おやおや、そ知らぬふりをしていますけど、
赤い顔で薄っすら汗まで掻いて、肩が動いて居ますよ。可愛いですね。)
などと思って居る様です。
ララは闇御津羽神に頭を下げて、息を整える様にして、八咫烏に向います。
次話:八咫烏
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 登場者の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
闇御津羽神:
深い森の中にある、静寂を具現化した様な深く静かな泉を守る神、
闇とは静寂の事、静寂と、誕生を。司る。




