655話 出発
出発
『30名くらいは問題無いけど、私も足してって、ララ、貴方も行くの?』
「はい、いけませんか?」
(『これは、大騒ぎに成るわね。
あの子は神界でも可愛がっている者が多かったからねぇ。
あそこに入ると神界まで気配が届くし、
行っては駄目と言えば理由を説明しなければならないけど、
今は本当の事を言う訳にはいかない様ですしねぇ。
まぁ、良いわ、後の事はあのお方が処理するだろうから、
私は知らんぷりで行きましょう。』)
『かまわないわよ。だけど、あそこで何をするの?』
「はい、簡単に言うと、眷属を守る準備をします。」
『具体的に教えてもらっても良い?
いえ、それによって入れれないと言う事は無いから大丈夫。』
「はい、街を守る城壁を作る為、半年分の魔力を溜めます。
それから敵から守る、眷属に持たせる武器を作ります。
あとは、眷属を鍛えます、能力を伸ばします。」
『え?、城壁を一人で作るの・・・。』
「はい」
『ほんと、貴方規格外だわ。普通そんな事考えないけどねぇ。
いいわ、やって見なさい。』
「はい、有難うございます。」
皆を部屋玉からラウンジに出します。
『今回も面白い子が居るわねぇ、』オト様がクロウ丸の方に行くと、
『ララ、この子は・・・カラス?鷲?』
「はい、大きさは鷲より大きいですけど、れっきとしたカラスです。」
『凄いわね、これはあの人が喜びそうね。』
「え?どなたですか?」
『いえいえ、後のお楽しみね。
(神々は名前を出すのを嫌がる傾向があるからね。)さて、行きましょうか。』
「はい。アン、一緒に行くよ。」
『ひぇ~~~。何ですか、私どうなちゃうんですかぁ』
ちゅー子Iが
『大丈夫、ララ様に任せておけば全て上手く行くわよ、きっと。』
『きっとですか、きっとぉ。そこは言い切ってくださぁい』
ワイワイ言いながら門を通ります。そこは何もない白い空間。
次話:100Km先のベースに出発。
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 一周年のご挨拶と、記念掲載報告。 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
掲載一周年を記念いたしまして。
「冒険者のクリスマスキャロル」をアップ致します。
12/14 18:00~22:00の間で一時間ごとに一話。
5話形成、11300文字です。
環境設定は惑星アルス、「光と闇と薬師の少女」と同じですが、
ララたちは出て来ません。ダンジョンの街での出来事です。
書き方も変えてみました。
短編、一挙掲載です。
読んで頂ければ嬉しいです。是非お願い致します。
hamham☆彡




