653話 準備と持ち物最終チェック
準備と持ち物最終チェック
さて、明日の準備です。向こうに持って行く物、一年間のお仕事の材料です。
薬草と瓶、火薬材料、金属。爆弾を考えたけど、
この世界、に持込んで良い物なのか悩むところです。
まぁ、無理して使わないけど、必要なら使うと言う事で、考えたいと思います。
もう一つは銃はまずいと思いますけど、鏃が目標に当たった時に
火薬や魔石の力で押し込む事は考えたい。
と言う事で、銃はこの世界に持込むのはまずいけど、雷管を作りたいですね。
此れもここではオーパーツですけど、私の眷属以外には拡散させない様に
何か縛りを作る事で、神の手先のAIには目を瞑ってもらいましょう。
(AIマスター、22口径、38口径、44口径のライフルと拳銃の弾丸、
9mmパラベラムも参考に。各50発散弾銃の弾丸も20ゲージ、
でスラッグ弾、と6粒弾50発ずつ。
後は弓5張り、私が使うんだから、軽弓でいいよ。
(的と、矢はジュラルミンの内直径6mm外直径1cm二種類の矢を1000本、
鏃は外した状態で頂戴、ステンレスと鉛1t追加ね。
それから、質問だけど、魔法を覚えるスクロールって、
見た事ないけど、有るの?)
《ご依頼の件は承知致しました。ご指摘のスクロールに付きましては、
高価にも関わらず内容は 生活魔法や、僅かな効果の補助魔法ばかりです。
攻撃魔法などはより強い魔力が必要なため、
現在の魔方陣ではスクロールに込める事が出来ません。
この為、耐費用効果が低いので、一般には使われません。
まぁ、魔法の仕えない貴族が、
生活魔法レベルを取得する為に使うくらいでしょうか。》
(要するにスクロールに強い魔法を込める事が出来ないのが、
原因と言う事だね。)
《はい、ですが、スクロールの魔方陣に許容限界以上に魔力を込めようとすると
スクロールが燃えたり爆発しますのでご注意ください。》
(じゃあ、そのスクロールを作る方法を知識転送して頂戴。)
《承知致しました。》
(うっ、なれませんね、この衝撃は。)
(ああ、そうですか、なる程ね、ミスリルも結構使いますね、
使い捨ては 本当にもったいないですね。)
(ミスリル線と魔石をつなげて、魔力を込め直せば再使用可能に成りますね。
ミスリスを2t貰えます?それと羊皮紙1000枚)
《ミスリルはそんなにないので、1tにしてください。》
(それでいいよ、お願い。)
(スクロールがあれば、眷属達に魔力消費は少ないけど、
構成が面倒臭い魔法を一遍に覚えさせることができるね。
修練場で研究します。)
(他にも爆薬も黒色火薬と魔石の混合比を探さないといけないし、
鏃に仕込む火薬、地雷や迫撃砲。
迫撃砲を担いで撃てばバズーカ?)
(後はタマの落とし穴のレベルを上げて、精製魔石、賢者の石、
スモールワールド、精魔石の粉も作らなくちゃ。
各種回復薬も作るとなると・・・。)
(忘れてた、AIマスター、精魔石の粉を入れる瓶、1000本、
各種ポーションの材料と容器もお願い。)
(あと、明日の朝までに出来るだけ、バックに入って居る魔物の解体、お願い。)
《うっ、承知致しました。》
(考えたら、修練の部屋に行っていても、AIマスターとのやり取りは出来ますね。
100倍の時間差が有りますが、5分が8時間に成るだけですから、
私の注文をAiマスターが5分以内に終えてくれれば、
私が8時間後に受け取る事が出来ます。)
(AIマスター、修練の部屋にいる時は念話のやり取りは難しいと思いますが、
マジックポシェットでのやり取りは可能ですね。)
《時間差を考慮して頂ければ問題ありません》
(じゃあ、私がメモリをポシェットに入れて、AIマスター、がそれを解読、
注文した品をポシェットに入れるまでに、そちらの時間で5分
で出来れば問題無いと言う事で、宜しくお願い致しますね。)
《ララ様、品物によっては5分では・・・。》
(大丈夫、無理な御願いはしないから。)
AIマスターがぼそりと、《とっても怖いのですが・・・。》
さてさて、結構いっぱいあります。
でもここまで出来れば、後が楽です。
あと、心配なのは(「ちゅー子C 、もう臨月だと思うけど、大丈夫?」)
(『大丈夫ですよ。こっちはお母さんや姉妹たちが居ますから、
それより、主人をお願い致します。』)
もう26:00です。寝なくてはいけませんね。
夜更かしは心にも体にも宜しくありません。
お眠の準備をして。
「おやすみなさい。」
次話:皆回収。竜宮へ




