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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
648/967

648話 披露宴

披露宴


ララは急いで料理のテーブルに唐揚げとお酒、サングリア、御菓子、

ついでに特性スープを出して、大きな声で、

「テーブルのお皿とコップを持って、料理を取りに来てちょうだ~い」


ダリンとサンサの姉妹が上手く誘導したせいで、

混乱せずに、並んで、料理をとお酒を持って行きます。


そこからは、飲めや歌えで大騒ぎ、

ダリンもサンサも友達に囲まれて、夜中まで、大騒ぎしました。


適当な時間で、王都とペンタの街にそれぞれ、送って行って、

会場の片づけを手伝っています。

なんやかんやと、大騒ぎでしたが、みんな満足したようです。


特にアセナは大人気でした。

クロワが早々に引き上げましたが、アセナはまだ遊びたそうでした。

体力は下手な大人より有りそうですね。


ダリンとサンサは兄弟達の計らいで、

街一番の宿で、ハネムーンだそうです。


「ん??、あれ、まずくない。また、修練場で出産とか・・・。

 ま、いいか、考えるのやめた。余計な心配だわな。」


ララも帰ろうとすると、パットとコランに引き留められます。

『ララ様、少し付き合って下さい。』

飲み足りないのではなく、何か話がありそうです。


「ん?どうしたの。」

答えの前にコップにお酒、が注がれます。


パットが

『ララ様、何故私ら兄弟、にそこまで手を差し伸べてくれるのですか。』


コランが頷いてます。

「それは違う、私は貴方達に恵みを与えているつもりはないよ。

 お互いの利害が一致したから、投資しているにすぎないんだ。、


 今はまだ投資の時期だからね、やがて、事業が軌道に乗ったら、

 投資した分以上の回収が見込めると考えています。


 最も、最初はサンサとダリンが信頼に足りうると

 判断した所から始まった事だけどね。


 二人が紹介した貴方達の才能も、私の計画に沿ったものだから、

 雇う事にしたんだけど、まだ疑問がありますか?」


コランが

『失礼とは思いますが、ララ様の言葉に

 何かもう一つ含みがあるような気がして成りません。』


『その理由として、サンサやダリンが変わってしまった様に感じるからです。

 確かに、彼らである事は間違いないのですが、

 何か中身が変わってしまったと言うか、


 根本的な所が変わってしまったと言うか、

 以前より、肉体的にも、精神的にも

 強くたくましくなったような気がします。』


『それは成長して変わると言うより、

 種族が変化したみたいに感じるのは

 私だけでは無いのです。』


「そうですね、サンサとダリン、その子アセナは狼人族では無く、

 狼神族と言う、神の一族に近い存在になっています。


 これは、彼らが訓練を行うために入った神の修練場と言う所、

 神、神族が顕現しやすい所で修行し、

 狼祖神アセナの加護を頂いた為かと思います。」


二人が口をあんぐり開けて、

「ほら、お酒がこぼれているよ。」

あわてて二人が我に返ります。


次話:神の修練場での出来事

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