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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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647話 指輪の交換

指輪の交換


「指輪の交換を致します。ダリン、サンサに誓いの指輪を。」

『はい』あれ、この狼男が少し震えてます。

ダリンも緊張する事が有るんですね。


「はい、ではサンサ、誓いの首輪を」

『はい、』

ん?何人か気が付きましたか、赤い顔をして下を向いてます。


鎖が付いていないから良いでしょうでも見えぬ鎖が心を縛るんですよね。

さて、指輪交換も滞りなく終了しました。


そこでララが、クロワに抱かれていたアセナを抱き、

「御存じの方も多いかと思いますが、この子はダリンとサンサの子、

 租神アセナ神の加護を受け、その名を授かりし神の子です。


 二人が幸せな家庭を築き、息子アセナを愛で包むことは神の意思であり、

 二人の使命でも有ります。


 私は二人の後見人として、末永く見守って行くつもりですが、

 皆さまのご協力、御助力無くしては到底成し得ません。


 何卒今後とも、ダリン、サンサの夫婦を温かく見守って頂けます様、

 心よりお願い致します。」


最初、ララが何を言っているのかと、

みんな不思議そうな顔をしていましたが、


夕暮れ間近の雲の切れ目から、三つの光が差し込み、

ダリン、サンサ、アセナを照らすと、何処からともなく、歓声が、


それがあっという間にそこに居る全員に伝播し、

大きな歓声と成り、式場を包みます。


(「これはアセナ様の祝福ですね。後からお礼を言わなくてはいけませんね。」)

歓声が落ち着くと、ララがアセナをクロワに返し、


「それではみなさん、結婚の誓いも無事に終わりました。

 ささやかですが料理とお酒、御菓子を用意しました。召し上がってください。」

再び歓声が起きます。


次話:披露宴

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