634話 アマンとラグジュ、管理者と成る
アマンとラグジュ、管理者と成る
(AIマスター、この前、魔力を盗まれていたダンジョンだけど、
アマンの居た所以外の二つはその後動きが有りました?)
《いいえ、特に変化は有りません。ミウの居たダンジョンの
掲示板からの通信もやめておりますが、何も動きは有りません。》
(あそこに遭った施設は全て回収が終わって居るね。)
《はい、何もありません。》
(あいつらが設置した転送装置や罠はそのまま?)
《そのままです。》
(何処にどの様な物があるかは調査、解析は終わって居るね。)
《はい、》
(ゲネメたちが使える転移魔方陣などは無いね。)
《はい。》
(それじゃあ、あそこの二つのダンジョンの管理は
アマンとラグジュに任せようと思っています。不都合有ります?)
《問題ありません》
(此れから、二人を連れて行くけど、ダンジョン核の部屋に、案内役として、
ダンジョン核と会話が可能なアンドロイド、
外見は何でもいいよ、用意できるかな?)
《核と話し合って、決めたいと思います。》
「分った。」
アマンを呼び出します。
「アマン、とラグジュ、来て。」
『『は、ララ様。』』
「二人に相談が有るんだ、実は、先日攻略したダンジョンが二つ
中途半端な状態に成っているんで、その管理を二人に任せたい。」
アマンとラグジュが驚いています。
アマンが、
『ララ様、それは私が居たダンジョンとはまた別のダンジョンですか?』
「そう、アマンの居たダンジョンと同じように魔力を吸い取られていた所を
開放したんだけど、まだ弱っているんだ、」
「一つは管理人が居ない、そこは、ミウが居た所。
もう一つは、巨大な兎の管理人の様なものが居るけど、
今ひとつ頼りない。一度見てほしい。」
「希望としては、先にアマンに話した落とし穴の底をそのダンジョンに設置して、
魔物を養分とさせ、ダンジョンの格上げを行いたいんだ。」
アマンが納得した様に
『なる程、最終的にはララ様の言う、
私のテーマパークの一部にすると言う事ですね。』
「そうだね、平和になったら、そうしたいね。」
『『承知致しました。』』
「じゃあ、行ってみようか」
ラグジュとアマンをラグジュの館に返して、〔テレポート〕
ミウの居たダンジョンのダンジョン核の部屋に飛びました。
其処には黒いドレスの髪の長い、
仮面をつけた女性とおぼしき者がダンジョン核の前に立って居ます。
次話:案内人、サンとラパン




