633話 修練場に行く準備
修練場に行く準備
「さてと、私に一年間の時間がもらえる事に成るね。
その間、魔石の精製の他に、爆弾の作成やりたいけど、
黒色火薬は不安定で、衝撃ですぐ誘爆するし、
無煙火薬のニトロセルロースは簡単に作れるけど不安定だし、
安定剤はう~ん、
この時代、ワセリンは作れないよねぇ。」
「私が作れば簡単だけど、
今、この世界の技術で作れるものじゃなくてはいけないんだよね。」
黒色火薬を小粒粒状にして、魔石の粉体で隙間を充填したらどうなるかな?
時間はあるから、材料だけ揃えてみますか。」
「私は錬金術が使えるから、
テスト用の金属、数と種類を揃えてもらいましょう。」
「でも、本当は魔物達を粉々に吹き飛ばすのではなく、
闇魔法でダンジョンに落して餌にするのが一番いいんですよね。
ま、いいゃ、取りあえず金属の注文と私の本業、
ポーションの材料注文します。」
(AIマスター、金属たくさん用意して。金は要らない、
色んな種類100Kgぐらいづつ、アルミナ100Kg忘れないで。
特にジュラルミンと真鍮は1t位、鋼鉄は10t位。あと、
薬品類、硫酸、硝酸、塩酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、、綿花、各100Kg。
この前言った黒色火薬の原料も忘れないで。)
《ララ様、一体向こうで何を始めるのですか?》
(色々と実験をね。そうそう、槍の投擲機、
マンモスを滅ぼしたと言われるハンドタイプのあれね。
沢山作ってオーガに渡して投擲の訓練させて。勿論槍もね。」
「そうだ、ポーションも作らなきゃ、
上級ポーションの材料も入れて置いてね。」
《承知致しました。》)
「そうだ、修練場の一年間、私の事ばかり考えていたけど、
こっちに残った者達は、大丈夫だよね、う~~ん、
まぁ、こっちで三日だから問題無いと思うけど、
緊急連絡先、私の代理人を立てておいた方が安心だね。
誰がいいだろ?やっぱり、リリだよね。」
(「りり~、お願い。私が修練場に言っている間、
眷属達とAIマスターの連絡係、
お願い。特に問題無いと思うけど、保険だよ。」)
(『は~い、了解です。』)
「あれ?ずいぶん軽いですね、キャラ変わったべか?」
次話:アマンとラグジュ、管理者と成る




