631話 魔動機マウ元帥
魔動機マウ元帥
里の私の部屋、Cパパを降ろします。
『ララ様、お話とは。』
「まず、貴方の今後ですが、私の軍団の参謀兼元帥と成って貰います。」
『ララ様、それはいくら何でも力も知恵も足りません。』
「その為に、まずは貴方に膨大な知識と記憶する装置を授けます。」
(AIマスター、お願い《承知致しました》)
「どうですか?こんなことが知りたいと思って見てください。」
『うわっ、たった。』
Cパパがのけぞってます。
「まずはそれの使い方を練習してください。最初はON,OFFですね。」
『はい、承知致しました。』
「貴方には賢者の素養が有りますから、これをうまく使って下さい。次が、」
マジックボックスから、魔動機マウ元帥を出します。
Cパパがびっくりしてララの後ろに隠れます。
「これは魔動機マウ元帥。Cパパの乗り物。」
『わ。私の乗り物って、???・・・』
「貴方の体の小ささを補う物だと思えばいいよ、
軍団を指揮する時、演説をする時、軍議に参加する時、
要するに体の大きなもの達と相対する時に、使うものだよ。
その他に色んな装備も付いているから、使いこなすと。
すごい戦力に成るはず。取りあえず、乗ってみて。
ここ、胸の所にテレポートすればいいよ。」
Cパパにイメージを送ります。
『承知致しました。〔テレポート〕』
暫くじっとしていましたが
『ララ様、これ凄いです。』
「このままではお家に入らないから、
家に入る時は一旦外に出てから、マジックバックに入れるといいけど、
不用意に出入りすると、危ないかもしれない、
マウ元帥がちゅー子Cパパで有る事は出来るだけ伏せておいた方がいいね。
出入り場所は決めておいた方がいい、ここが良いかな、置いてもいいしね。
分邸に行く時も分邸の私の部屋を使ってちょうだい。
まぁ、出入りや置き場所は私の部屋と言う事でいいね」
『承知致しました。』
「出る時は特に気を使わなくてもいいかな?
テレポートで出れば、後はAIが移動してくれると思うから。」
「私の部屋以外から入る時は、魔動機が見えない所からテレポート、
Cパパもテレポートを見られない様にしないと気付かれるから注意して。」
「一通り動作確認出来たら、お家に帰っていいよ、
ちゅー子Cが待って居るからね。」
(『有難うございます。』)
「私は、さっき、カラスのカポネに呼ばれたから、そっちにいって来るね。」
『はい、行ってらっしゃい。』
カポネ、何でしょうね、お会いしたいだなんて。
〔テレポート〕カラスの里に出ます。
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