630話 修練場参加希望確認
修練場参加希望確認
オト様が立ち上がり、
『ひと段落した様ね。食事をしながら聞いてちょうだい、
今回は赤ちゃんの誕生を含め、想定外の事が色々と置きましたけど、
一つだけ神の修練場で身体的能力の向上は行えますが、
精神、心の健全性を体、能力の成長に負けない様に
成長させなければ成りません。
これから更に神の修練場で修練を重ねる方、住んでいた所に帰る人、
心身とは心と体の事です。心身ともに健全で有るように心がけてください。
自分は何故この力を得たのかを思い起こせば答えは出るでしょう。
皆さんの成長を期待いたします。』
食後、場所を移し、お茶をしています。
ここに居ないのはシオン、クキ、レミ、
この三人は相変わらず頑張っている様です。
「さて、みんな、これから、御家に送って行くけど、出発は明日の早朝。
更に修行をしたい者、今回の修行で一旦帰る者、教えて頂戴。」
「最初に、エレンはどうするの?」
『駄目、エレンはずっと私と一緒。』
マニが話に割り込んできます。
ポウを見ると
『ララ様、マニはあまり我儘をいう子では有りませんので・・・。』
認めろと言う事ですね。
「エレン、貴方はどうなの?」
(『マニと居ると楽しいから、一緒に居たい。
でも、今日だけ母さんの所に行きたい。』)
「わかった、いいよ」
『うほほーい。』
マニが変な声を上げます。
「ダリン、サンサ、アセナは残りね、今日はペンタの街に帰って、
ダリン、サンサのお父さんとお母さんにしっかり頭下げてこい!」
『へい。』
「へい、じゃないでしょ。サンチェスに似て来たねあんた」
『有難うございます。』
「ありがとうかぃ」
私がこめかみに手を当てていると、フランが笑いこけています。
「パトラとフランは戻りね。二人とも、覚えた技術は仲間にも教えて頂戴。
特にフラン、仲間の中で独り飛びぬけて能力が上がると、
遣りずらい事も有るけど、頑張ってね。」
**************************************************************定規
「ウォルトのチームも含めて、修練場で鍛えると良いと思う者が居たら
相談して頂戴、理由が妥当なら、訓練させるわ。」
『有難うございます。』
「パトラ、お屋敷の皆、スプーン回し大会の開催を待ってるみたいだから、
奥様に相談して、やって頂戴、あたらしい基準も設けて
ジュニア級、ミドル級に分けても良いね。
商品は用意するから、やってみて、
私に言われたと言えばメイド長も嫌とは言わないはずだから。」
『分りました、やってみます』
「Cパパ、後からお話、御願いがあるから
御家に送るのは最後に成るけど、ごめんね。」
『???はい。』
「レマ。レドマ、レドモ。それからアルテミスとアテナ。
みんな残留組ね。明日の朝、8:30頃に迎えに行くよ。
アルテミスとアテナに会ったら、お父さんきっと大喜びだね」
『有難うございます。』
話が付いたので、みんなを部屋玉に入れます。
「オト様、明日朝9:00出発で宜しかったですか?」
『少し早いわねぇ。でも良いわ、向こうで朝食をとる事にしましょう。』
「有難うございます。オト様何か食材を置いて行きますか?」
『そうね、料理長と相談してみて。』
「はい、みんなを置いて来たら、厨房に行って見ます。
それでは一旦失礼いたします。〔テレポート〕」
最初はキロの街、次はペンタの街、本邸に行って、オーガの里、狼広場、
みんなを送って行きました。
次話:魔動機マウ元帥




