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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
629/969

629話 赤ちゃん達の紹介

赤ちゃん達の紹介


『誕生に際しては狼神の神祖アセナが降臨し、生誕の祝福と加護を与え、

 自身の名アセナを名乗る事を許しました。〛


『父ダリンの修練場での師は神祖アセナの子アセナで有り、

 共に祝福をしたことを報告致します。』


「神祖の子って、やっぱり神じゃん。2神からの加護って、

 神の権能を最低二つは使えるって事じゃない人から外れるよそれ。」

「ぶつぶつ・・・。」


『次に紹介するのはレマの双子の女の子。名はアルテミスとアテナ。』

「げ、これも神の名前、やな予感」


『この子達は元は一人だったのですが、妊娠が判った時に、

 2神、アルテミスとアテナがどちらがその子に名前を付けるか争った為、

 創造神がその子の体と心を二つに分け、無事出産。』


『 二人の子にそれぞれアルテミスとアテナの名をと加護を与えました。

 その誕生には創造神も関与した事から、


 創造神からも加護が与えられました。』

ゴン、もう一回ララがテーブルに頭をぶつけました。


「何やってんだあのじーさん、

 一人にそんなに加護バンバン付けたら駄目でしょう。

 人でなく成るよ。後始末全部押し付けやがって・・・」


『神修練場でこの様な事は初めてで、

 神々の間近での誕生に皆さんかなり喜んで居りました。』

ララが頭を抱えています。


「オト様。せめて権能は私の許可があるまでしばらく封印して欲しい、

 幼い内から持て余すような能力は心身の成長に良い影響は及ぼしません。」


『それはそうですね、神々に報告しておきます。』

ララが席を立ち、アルテミスとアテナの所に行くと、

二人が、嬉しそうに『あっあっ』と言って手を伸ばします。


ララの左右の人差し指を握らせると魔力と共に感情が流れて来ます。

「アトラ、この子達の空いている、右手と左手を繋いで、握らせてあげて。」


アトラはララが何をするか分った様です

『はい、』

手を握らせると、二人はララを見直し。


『あっあっあ』と声を出しています。

ララはゆっくり魔力を循環させ、ると、二人は口からよだれを垂らしながら


うっとりとした表情を浮かべ、寝てしまいました。

ララは二人に少し多めに魔力を注いで、今度はアセナの所に行きます。


アセナがララが来た事が解ると、両手を差し出し『おっおっ』と声を上げます。

(「生まれて間もないのに、こんな声を出せるんですね」)


と思っていると、サンサが

『ララ様、抱いてあげてください。』


ララがにっこりと笑って、アセナを抱くとアトラが

『ララ様、首の座っていない子を抱くのが上手ですね。

 ちょっと心配しましたけど』


「それくらいは分るよ。」

抱かれたアセナが手を出すので、軽く指を握らせると、


嬉しそうに口に持って行こうとします。

「だめだめ、後から、手を洗ってからね。」


代わりに少し魔力を流します。

可愛い目目を開いて、ララを見て、『おうぁ』

何を言いたいのか、嬉しい、気持ちいいと言う感情は伝わってきます。


直ぐにお目目がとろんとして、寝てしまいます。ゆっくりサンサに返すと

『やっぱり、この子にとってもララ様は特別なんですね。』

と、サンサが嬉しそうに言います。


続けて『ララ様、この子をっら様の眷属にして頂けますでしょうか?』

「それはもう少し育って、この子の意思がはっきりしてからにしましょう。

 今眷属にしなくてもすでにこの子の種族は・・・あれ?」


思わず、サンサとダリンも鑑定します。

「あんたら、種族変わってるよ、狼神族、神祖の加護が加わって、

 神の領域に引っ張られたみたいでね。」


『えっ、・・・。私はララ様の眷属で居たいのですが・・・。』

サンサが驚いた様に困ったように言います。


「それは大丈夫だよ、私の眷属で有る事が大前提に成りますから、

 これをひっくり返せるのは創造神だけでしょうね。

 あの爺さんもそこまではやらんでしょう。」


サンサが安心した様に

『ララ様、有難うございます。』


「大丈夫、その子をしっかり育てておくれ。」

『はい。』


次話:4回目、修練場参加希望確認

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