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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
62/967

お茶と尾行

お茶---------


「みんなお茶しよー。」

「メディションルームOPEN!

「セバス、中でお茶の用意して。」


『はい、ルビ様』

「みんな入って」

「精霊様も入って。」


驚いた顔をしましたが、意を決して、中に入りました。

〖わぁ、思ったより広いですね。〗

椅子が無いのでセバスが敷物を敷いた様です。


お盆の様なものにカップをを載せ、お茶を注いでます。

軽い食事とお菓子も出しました。

「今夜の晩御飯は遅くなるかもしれないから、少しお腹に入れておいて。」


「フゥー、おいで、魔力を上げる」

飛んできて首にぶら下がります。抱っこしましたが、

少し大きくなったので、足が出てしまいます。


「今度から抱っこでは無く、お座りがいいかな。入魔力ん~~んっと。」

魔力水も上げました。世界樹の精霊が欲しそうに見ています。


世界樹の精霊の所に行って、

「魔力と魔力水は如何ですか?」

と聞くと、恥ずかしそうに〖はい、お願いします〗可愛いですねぇ。


大人の様でもあり、小さな子供の様でもあり。不思議な感じがします。


右の人差し指と中指を合わせて、精霊のおでこに当て、

 少し多めにゆっくりと流します。

 金魚みたいに口パクパクしてます。


「次は魔力水です。」

さすがに、口を開けさせるのは、気が引けるので、さっきと同じ位、

バスケットボール位の魔力水を作ってあげました。


顔を付けたと思ったら、ピュンと音がしそうな勢いで無くなりました。

満足そうな顔をしています。

みんなも食べ終わって、落ち着いている様なので、仕事に戻る事にします。


「さて、行きましょうか」

みんなが出た後、

「CLOSE!」


次話:尾行

***********

尾行---------------


夕日が地平線に落ちてゆきます。

夕日を背にして、鳩位の黒い物が三つ、四つ、ひらひらと飛んできます。

「みんな来たよ、鳥達、頼むよ。」


『『『まかせて!』』』と言う念話が来ました!気合が入ってますねぇ。

私たち地上部隊は世界樹の影に隠れます。


まもなく、「ピユーイ」と言う声と共にピーチとパーチが飛び上がり、

威嚇のファイヤーアローとライトアローを打ちます。

夜は両方ともバッチリ光るので、威嚇に最高です。


二羽の視覚を共有しているので、すごい臨場感です。

魔物達はかなり慌てて何かを発射しました。音波系でしょうか?


直ぐによけて、ファイヤーアローとライトアローを今度はかなり近くに、

おっ、翼にかすった様です。

かなり慌ててます、退散する様です。


さて、ここからが本番です。

「セバス、フゥー、ここに居て。何か有ったら念話で連絡して。」

「ん?」


「セバス、離れていて、私と連絡出来たっけ?。フゥーは出来るよな。」

『私はまだ無理です。』

〖僕、出来るよ~。〗


「それじゃあ、セバスはグランとの連絡要員。私と一緒に来て。

フゥーは此処にいて何かあったら連絡して。」

「狐たちと一緒に離れて付いて行きます。」


フゥーを置いて追いかけます。

「みんな、魔力を抑えてね。」


森から出た所で、セバスがグランからの連絡を伝えます。

『ルビ様、執事長から連絡が・・。魔物の拠点が見つかった様です。』

「グランにそのまま監視を続ける様に伝えて」


「此方も追跡中なので、同じ所だといいね」

「グランには他のも無いか、引き続き調査お願いしますと伝えて」

『はい、ルビ様』


「さぁ、だいぶ離れたでしょう、追跡開始です。」

あっ、私小さいから不利、でも負けません!短距離テレポートで稼ぎます。

2Km程先の岩の陰に皆が居ます。私たちもそちらに向かいます。


「確認です。追いかけていた魔物たちは皆同じ所に行ったのですね。」

バドが答えてくれます。

『はい、5匹きともあそこの穴に入りました。』


「セバス、グランの班が見つけた拠点も此処なのかな?

 あと、何匹くらい出入りしているかグランに聞いて。」


『はい、同じだそうです。2~3匹のグループが4組程、

違う方面に向かいました。』


「尾行は付けて居ると思うけど、他からここに向っている者は居ますか?」

『そのような動きをする者は現在まで確認出来ていません。との事です。』


「中の様子は見たいけど、今は活発に動いているから、

明日の昼間に探査虫で調査だな」

「よし、張り込みは探査虫に任せて、戻ろう。」


次話:周辺調査報告

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