619話 リリに御願い
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 魔法の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
〔記憶転送〕:
AIマスター、ララ、アンドロイド、眷属達は情報を共有できる。
大きな情報、経験、知識は、強制的に脳に刻む事が出来る。
これが〔記憶転送〕
リリに御願い
奥様のお部屋に歩いて行きます。
ホールまで来たところで呼び止められます。
振向くと、ユリが小走りに、こちらに来ます。
『ララ、スプーン回し、いつやるの?、
この前の大会は私が予選落ちでルウが優勝、
私、悔しくて一杯練習したんだから、今度は絶対良いまで行くよ。』
ユリが小鼻を膨らませて詰め寄ります。
(「すっかり忘れてましたわ、」)
「そうだね、メイド長とも相談しなければ成らないから、ちょっと待っててね。」
『しょうが無いか、でも、一週間後位には御願いよ、』
何か一方的に言ってユリは戻って行きました。
「困ったな、最近立て込んでいるからねぇ。」
これは、私では無く、リリに仕切って貰った方が良さそうですね。
(「リリぃ。お願い、スプーン回し大会、準備やら何やら仕切って欲しいの、
今、ユリにせっつかれたんだけど、
私、大会やっている時間が無いんだよぉ。」)
(『そう、休憩の時なんか、結構話に出ているのよ。
私もどうしょうかと思って居たから、
良いわ、前回の段取りを記憶転送してちょうだい。』)
(「助かった~!。今送るね。〔記憶転送〕っと。
今回は、出来ない子はいないと思うから、私は商品を用意するだけね。
何も無いとは思うけど、何か有ったら連絡頂戴。」)
(『はいヨ~。』)
次話:タマとルビちゃん




