615話 家紋の入った転移ペンダント
家紋の入った転移ペンダント
(AIマスター、家紋の入ったペンダントネックレス、作って、お屋敷の人数分、
その中に、玄関石のお屋敷に飛ぶ精製魔石仕込むから、
で、個々の危険の度合いや転移の判断はAIマスターに任せていい?
その時最初に飛ばすのは、なじみのメイドアンドロイドが良いね。
その子が居れば、みんなを落ち着かせる事が出来るからね。)
《ペンダントの表はヴラド家の家紋、裏はララ様の肖像で宜しいですか?》
(あんたねぇ、最近洒落が強くないですか?
そこはせめてご先祖様かご主人様、あるいはお屋敷でしょう。)
《はい、畏まりました。》
(何をかしこまったのかし知らないけど、真面目にやってよね。)
《申訳御座いません、では、
お屋敷の全景を詳細なレリーフで再現したいと思います。》
(一つ作って見て、但し、重くない様にしてね。)
《承知致しました・・・。》
《ララ様、出来ましたので、マジックバックに入れます。》
もうできたのですか、マジックバックから取り出すと、
(良いですね、チタンと、微細な金細工で、美術的な価値も有りますよ。
鎖もチタンですから、軽くて丈夫です。これなら、着けてもらえるでしょう。
このデザインで、男性用と女性用を20個づつ造ってください。)
じゃあ、これから、ご主人様にお会いしてきましょうか。
タマはまだ帰って来ていませんが、
影に入ればすぐに来ることが出来ますから、いいでしょう。
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