612話 魔動機マウ元帥
魔動機マウ元帥
早速取り出します。良いね、ガンガムとアイアマンの中間ぐらい、
頭部が透けて見える映像も凝ってる。
何より腰回りが芋ほりロボット的じゃないのが良いね。
AIマスターが説明したそうです。では解説してもらいましょう。
（AIマスター、説明して。《はい、待ってましたと目に涙》ん？何か言いました？
《いえ、別に。説明させて頂きます。
性能ですが頭の部分に映像投影で居る様にみえますが、
自際には、胸辺りで球状の個室に居ます。
そこは魔法、物理、両方の超耐性の完全防護。
本体、スーツから離脱可能で、物理脱出は本体破壊して飛び出す方法。
テレポート、魔方陣転移、精製魔石を用いた異空間脱出。等、
状況に応じて選択致します。魔力増幅装置が付いておりますので、
Cパパの仕える魔法は全て増幅して発現します。
と言っても、血狼位ですが、バリアは多才です。
盾から、壁、球状、離れた所に指定範囲防護魔法、
超加速魔法は自身の時間を外部と比べ。最大100倍位に加速します。
対外的に周りの時間経過が遅く感じます。
また、逆に指定範囲無い、最高10ｍ四方に時間遅延魔法を使えます。
この範囲に治療が間に合わない患者を入れる事で救命率が高まります。
ただ、外部からの干渉も受けないので、戦いには不向きです。
魔力の消費も範囲により三乗倍に成ります。
拡声音や、王の威嚇なども使えます。魔眼も装備しています。
マジックポバックに入って居る魔杖は
広範囲のパラライザーを発射する事が出来ます。
何匹かの召喚獣も入って居ます、獣型アンドロイドですけど、》
（何が入って居るの？定番ケルベロスは入れてね、
三つの頭で炎と氷と風の強力な魔法が使える奴。
後、白髭で白いローブの召喚獣も良いね。）
《ララ様、それ絶対駄目です。第一”獣”では有りません。》
（ちぇ。、じゃあ、ドラゴンとシーサーペントね。）
《えっ？シーサーペントですか？》
（海の戦力が無いから、保険ね。）
《操縦系ですが、脳波操縦でレバーは無しＡＩ完全サポート。
AIのみで自立も可能、機乗や降機はＣパパ認証、テレポートが基本。
幻影魔法により、人たちの中に居ても違和感は有りません。
現状はこんなところです、如何でしょうか？》
（いいね、名前は、”魔動機マウ元帥”かな。）
《ララ様、元帥ですか？》
（ああ、Cパパにはそれくらいの地位を与えて私の補佐をしてもらうよ。）
《承知致しました。》
明日の楽しみが増えました。Cパパ喜んでくれるといいですね。
リリから念話です。
（『料理チョーからスープ出来たよ～だって。』
「は～い、もう少ししたら行くよ～。」）
次話：タマの落とし穴
