世界樹の精霊
世界樹の精霊------------
「初めてお目にかかります。私はルビ・ヴラドと申します。
世界樹の精霊様で宜しいでしょうか。」
〖はい、存じておりますよ。元気に成られて良かったですね。
私は世界樹と共に有る者で、世界樹そのものでは有りません。〗
共に有る者と言う事は、共生関係に有る者と言う事か...。
「そうですか、所で、先だっては真に有難うございました...。」
そこまで言って、世界樹の妖精を見るとフゥーが捕まっています。
私ん話を聞いてないし、フゥーが捕まって居るし、良い雰囲気では無いね...。
〖あなたは何処に行っていたのですか、黙って消えてしまって、
とても心配したのですよ!。それに、なぜ水の妖精と混じっているの?
こんな事、普通ありえないのに...。〗
「申し訳ありません、それには私が関わって居ます。」
「私が何もわからず、この森に転移した時、
水の妖精に大きな木との頃まで案内してもらったのです。
途中疲れていたので木の枝を拾って杖にしていたのです。」
「その枝はこの世界樹の枝だったのですね。私が世界樹の中で力をもらい、
休んでいる時、水の精霊には拾った枝の中で待っていてもらいました。
その時に、世界樹の妖精が杖の中に入り、
水の妖精と混じったのだと思います。」
〖でも、それだけでは二種の妖精が混じる事は無いわ。
ちょっと、貴方の魔力を見せて。〗
世界樹の精霊が手を出したので、その手の上に、少し魔力を載せました。
〖あら、これは、おいしい魔力ね。〗
と言ったとたん、(ざわり)と世界樹が揺れたような感じがしました。
〖判ったわ、色んな条件がそろったのね。この木の枝、貴方の魔力。
それから、この子もずいぶん力をためて、
もうすぐ単独で妖精に成れる所だったのも有るわね。〗
〖それにしても、黙って行ってしまっては駄目じゃない。
スメルブルバ達があなたが居なくなって、
巣も一つ無くなった と言って騒いでいましたよ。〗
〖事情がわかったから良いわ、
そこの枝に止まっているのは、スメルブルバよね?〗
フゥーが捕まった後、急いで戻って来て近くの枝から、様子を見ていた様です。
「はい、世界樹の枝で休んでいる時、何かトラブルが有ったのか、
巣が落ちてきて、親鳥と木の妖精に卵を三つ託されたのです。」
「親鳥は、私に卵を託した後、死にました。遺骸は世界樹の根元に埋めました。
その後、私の所で孵り、名を付け、私の眷属と成りました。」
「名前は。ピーチ。クーチ、パーチと言います。」
〖まあ、それでこんなに立派に成ったのね。お礼を言わなければ成りませんね。
それで、あの時、何が有ったの?〗
フゥーに問いかけてます。
〖黒い、蝙蝠みたいないやな感じの物がスメルブルバの巣を襲ったんだ。
一生懸命追い払ったんだけど親鳥が傷ついて落ちたんだ。〗
フゥーが思い出したのか、悲しそうに言いました。
〖巣も落ちたんだけど、ルビ様が、
親鳥の最後の思いを受け止めて下さったんだ。僕は心配で...〗
〖杖を見つけた時この中に居れば卵たちの所に行けると思って、
水の妖精が居たけど精霊に進化できるから、
一緒に成ろうと言って説得したんだ。〗
〖ルビ様の所で、卵が孵って、ルビ様が優しくて・・うわ~~~~ん〗
フゥーが泣き出してしまいました。
世界樹の精霊が優しくフゥーを抱いて、背中をさすってあげてます。
〖良かったわね、みんな助かったのね。
あなたも偉かったのね。ご褒美を上げるわね。〗
と言って、人差し指を上げるとその先がポワリと光りました。
その指先をポンとフゥーのおでこに当てると。
光が体からフワッと上がると、フゥーの体が少し大きくなったようです。
フゥーが右手の平を握ったり開いたりしながら
〖あれ、体が軽くなって、魔力も増えたみたい。〗
世界樹の妖精が、
〖ルビ様、有難うございます。お礼にこれをお受け取り下さい。〗
と言って手の平を合わせるとピンポン玉位の光のボールが出来、
それを私に向って押し出すようにすると、
光のボールはゆっくりと私に向って飛んできて、胸の中に入りました。
*Ping・Pong!"
******世界樹の妖精より加護を授かりました。
******世界樹の加護を取得しました。
******健康な体を授かりました(全ての状態異常が無効に成ります。)
******世界樹を育てる権限を取得致しました。
次話:世界樹の実




