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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
579/969

579話 神殿

神殿----


〔ライトボール〕〔ライトボール〕〔ライトボール〕

ライトボールを三つ上げると。神殿に続く階段の左右に身長5m位の

牛頭と馬頭の石像が剣と槍を持って立って居ます。


こいつら動くんだよね、動かない様にするには、

キーに成る物が必要なはずなんだけど、持ってないから、

壊さないと駄目ですね。


ボス、合図したら、軽めのキャン砲を牛頭の頭にお見舞いして、

ベリアは〔ライトアロー〕2,3発馬頭の有為に撃って頂戴、

行くよ、1.2の3、発射〔ゴキャン〕〔ヴォ〕〔ヴォ〕〔ヴォ〕


牛頭と馬頭が、頭部を破壊され、足を一歩出しますが、そのまま倒れます。

”ガガーン”派手ですね。簡単に終わったので、ボスとベリアは不満そうです。


他の連中はアルバ族とフレッド族の者達はボスが一発で決めたので、

改めてボスの強さに驚いている様です。

トリオはさも有らん、と当然でしょ、みたいな感じでしょうか、


一番驚いているのはオーガ達です。2,3歩下がって、縮こまっています。

オーガ達に声を変えます

「仲間が、家族が強い事は喜んでいいんだよ、恐がる必要は無いんだよ。」


オーガ達ははっと気が付いたかの様に、ララに向って、90度お辞儀をします。

これには苦笑いしか有りません。「さぁ、皆行こう。」

牛頭と馬頭がラスボスだったのか、何事も無く、祭壇の方に向います。


オーガ達がラスボスの魔石を持ってきて、ララに差し出します。

「ありがと、これはまだ使うかもしれないから、もらっておくね。」


薄っすらと光っている、丸い球が祈りを捧げよと言わんばかりに、

祭壇の上に飾られています。ダンジョン核だと思うのですが、

左右から黒い紐が伸びています。


「これは何か仕込まれていますね。」

(「AIマスター、出番だよ、これはどう解釈したらいいの?」)


《この所見では何とも言えませんので、端子、

 小さな手の形をしたものを送りますので、核の上に当ててください。》


何か、測定器だと思いますが箱につながった

赤ちゃんのお手手が送られてきました。


「これじゃあ、お手手が短いよ、」

《引っ張っれば伸びますから大丈夫です。》


(何だろう、何か罪悪感が有ります。

 赤ちゃんの腕を引っ張って伸ばすなんてねぇ。)

言われた通りにセットして、後ろに下がって見ていると。


《ララ様、このダンジョン核、苦しがっています。

 何かに強制させられている事、

 力を奪われている事で弱ってきている様です。》


(「誰にどの様にして、と言うのが知りたいけど、分かる?」)

《では、測定器の左右から端子が出ますので、それを

左右の黒い紐に乗せてください。》


(「ん、こんなもんでどう?」)

《OKです。二階の研究所に繋がって居ますね、

 そこからどこかに送られている様です。》


(「調べる事出来る?」)

《少しお時間をください。研究所にアンドロイドを派遣して調べます。》


(「良いけど、時間が掛かるなら、

 二か所から送る定時連絡は忘れないでね。」)


《承知致しました。》

(「じゃあ、私たちは帰るよ。どれ位で分ります?」)


《本日中には分ると思います。》

(「わかった、此処にマーキングして、帰るわね。」)


「みんな、ダンジョン攻略はここまで、帰るよ、全員部屋玉に入って。」

全員を部屋玉に入れて〔テレポート〕玄関石の中に飛びます。

全員を出して、「さぁ、各々帰っていいよ、また後で遊びに行くよ。」


「お土産の果実は皆で食べていいよ。ヤンモの実はレドルに渡して。

 後で、ジャムにして配って頂戴」

レドルが『承知致しました』


トリオから念話連絡です。(『ララ様、そろそろ、次の者達が

 育ってきております。お手が空いた時で結構です。

 名づけをして頂けると有難いです。』


「そうだね、しばらく行ってなかったね。後で行くよ。」

『有難うございます。』


次話:ドラム缶スープの発注

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