576話 バレットビートル
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 魔植物、魔虫の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
バレットビートル
超高速で飛ぶ2cm位の黄金虫、鉄砲玉並、音速を越える。
大きな蜘蛛
詳細不明
食人植物
モウセンゴケの触手の長い奴とハエジゴクのでかいやつ
バレットビートル--
「わかった。それから、この熱帯雨林の様な階層に危険な者はいます?」
〚一番危険なのはバレットビートルね。時々私の体にも穴をあけて来るわ。〛
「それは、どんな形で、どんな攻撃して来るのですか?」
〚高速で飛んで来て、穴をあけるわ、動物なら、一発でアウトね。
さっきぶつかって来て 穴をあけたのが居るから、掘り出してみるといいわ〛
妖精が木の幹3m程上を指さしています。
ムービングで上がってみると、親指位の穴が空いています。
妖精が、中に手を入れて、何かを引っ張り出しています。
”スポン!”出て来ました、小指程の真っ黒な黄金虫の様です。
と、ドン!!と言う鈍い衝突音の後からキーーーンと甲高い音がします。
木の幹、2m程の所から、細い煙が上がっています。
〚またぶつかって来た様ね。一日2回は珍しいわね。〛
ララが驚いた様に掘り出した虫を見ています。
(衝突音の後から飛行音と思われる音がしたから、音速越えてますね。
まるでライフルの弾丸ですね。)
これは、気配探知とその方向に盾を自動発生させれば何とか対策は可能と、
「脅威はそれだけ?」
〚虫たちの中には、大きな蜘蛛が捕食者として、居るけど、最近は見ないわね〛
〚植物だと、あなた方の脅威に成る様な者は、食人植物の罠かしら、〛
「えっ・・・。」思わずゴックンフラワーを思い出してしまいました。
「ど、どんな植物ですか?」
〚見た事が有るのは2種類ね。
一つは、ツタの様な物を絡めて、ぐるぐる巻きにして中で溶かすの。
もう一つは、地面に有って、
中心を踏むと両端が持ち上がって挟み込んでいたわ。〛
「モウセンゴケの触手の長い奴とハエジゴクのでかいやつですね。」
「有難うございます。では、その子を預かって、裏の果実の所に行きますね。」
〚宜しくね、最後に、泉には近づかない方が良いわよ、
何か大きいのが居るみたいだから。〛
「はい、有難うございます。気を付けます。」
そう言うと、ヤンモの若木をムービングで掘り起こし、
マジックバックに入れます。
〔テレポート〕〔ムービング〕木の上空まで飛び上がります。
「おーい、もおいいよぉ。木の上空に集合!」
みんな集合したので、
「みんなの取った分は、後でオーガにジャムにして貰おうかな?」
レドルが嬉しそうに頷きます。
次話:果実と苗木




