569話 2階層密林
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 魔物の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
マイコニド:人型のキノコ
ボウリングの玉程もある緑の球体、豆
2階層密林---
(『ララ様、私の背中に。』)
ベリアが念話をくれたので、ベリアの背中に乗ります。
ベリアの下を狼達が飛び、上を、ボスとオーガ達、
しんがりはトリオです。
オーガ達はずいぶん達者に飛んでいます。
感心してみていると、『ララ様、下から攻撃が来ます。』
下の先頭を飛んでいたバートから報告です。
タの様な物が5~6本伸びて来ます。
探査虫には小さすぎて反応しなかった様です。
シンバ/マシュ/ナミが散会し、迎え撃ちます。
『『・・・『〔ガガガガ〕』・・・』』ライトアロの連射ですね、
ツタがぼろぼろになって落ちて行きます。
ツタがもう襲ってこない事を確認し、編隊に戻ります。
途端に何か飛んで来ました。ボウリングの玉程もある緑の球体!
「回避!」ベリアが体を斜めにして避けます。
上を飛んでいたレドルが、槍で刺します。
『ララ様、これ豆ですね。』
『しかしこんなでかい豆を飛ばす奴は聞いた事が有りません。』
「下手に関わらないで、逃げるよ、中央の大きな木の幹まで全速!」
流石に早い、たちまち到着です。樹の大きな枝に止まって休んでいると、
探査虫から、この下にある樹の洞に何かある様です。
「危険なものかどうか探査して」
探査虫を追加で10匹程出して、指示を出します。真っ暗ですけど、魔力探査で、
赤外線映像並みに見えています。感覚共有で探っていると、先の方で、
複数の何か動いて居ます。明るくなってきました、発光苔と発光キノコです。
動いて居たのは、キノコ?人型のキノコ、マイコニドの様です。
かなり人型に近い形状をしています。でも、頭にキノコの笠が乗ってます。
陣笠、ベトナム笠の先っぽの丸い奴でも被っているのかと思いましたが、
裏にひだがある、キノコの笠です。
皆でキノコの世話をしている?ここはキノコ畑の様です。
でもこのキノコ、毒キノコでは?誰か捕まえて、話を聞いてみたいですね。
「探査虫、このマイコニドの監督の様な事をしている者を探して、
それから、こいつらに〔魔眼〕効くの?」
AIマスターが探査中を使って何か調べた様です。探査虫からメッセージです。
《魔眼機能を持つ探査中に魔眼を発動させたところ、効果が有る事が判明した》
と言う事すね。
「じゃあ現場監督クラス以上のマイコニドを
この洞の入り口近くまで誘導して頂戴。」
一体のマイコニドが入り口に向って、歩いて来ます。
「全員、此処で待機、私はちょっと下に用があるから行ってきます。」
そう言い残し樹の洞の入り口まで飛んで行きます。
(下に用って、しもの用か??:byレドル)
次話:マイコニド




