565話 クーヘンの森ダンジョン一階層
☆¨*:♦.,☆¨*:♦., 魔法、魔道具、魔物、登場者の紹介 ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,
吸血サボテン
が刺さると先が曲がり、抜けなく成ります、じたばたしていると、
抱き着かれ、針を取る間も無く、血を吸われ、干からびて死にます。
対処方法は、抱き着かれる前に、刺されても気にせず(かなり痛いですけど)
剣でみじん切りにするか、魔法で焼く、凍らせる。抱き着かれると、
傷などお構いなしに、引っぺがす。
ポーション掛ければ治りますから、幸い毒は持って居ないけど、
剥がすときの痛みで大抵失神します。
サンドワーム
胴の直径50㎝以上に成る肉食の砂漠ミミズ地下を猛スピードで進み、
真下から襲う。銜えられると逃げられない。外側は固いので、
口の中に攻撃魔法を打ち込む。
サンドスコーピオン
50㎝位の砂漠のサソリ毒針は弱毒だが、殻は固く、はさみは協力。
腕位なら切り落とされる。目と目の間が急所、矢は通らない、剣か槍。
ビッグバイパー
ニシキヘビ程の大きさの、毒蛇。
普通の毒消しでは間に合わない。神経毒。
サンドローチ
砂漠のゴキブリ。黒くなく、砂漠の保護色。
形態はGにそっくり。ただし、体調50㎝。
クーヘンの森ダンジョン一階層-----
『ララ様、此処で宜しいのですか?』
レドルが聞いて来ます。
「駄目だよ、此処は罠、入るとすぐに落とし穴、でも後ろの者には、
先に行った者は真っすぐ進んでいる様に見えます。落とし穴に落ちると、
何処に飛ばされるか分りません。
行った先が楽しい所では無い事は想像に難くないですね。
とんでも無く老獪な罠です。 知らなければ、まずひかかりますね。
本当の入り口はこの丘の上です。トリオ、見て来て。」
(『承知!』)トリオが念話で
(念話『ララ様、四角い穴が空いているだけで、何もありません。
周りに不審な者はおりません。』)
「ありがと、そのまま上空待機して。」)
「じゃあ、皆行くよ。」
空を飛んで丘の上に到着です。
トリオの言う通り、一辺3m程の四角い穴が空いています。
石を投げ入れると”こつんコロコロ”と
すぐにどこかに当たって転がる音がします。
「此れだけ聞くと、この暗い穴は、浅くてその先がスロープみたいに成っていると
思いますよね。でもここは、重力が捻れています、しかも罠的に。
最初に穴の端に触れた所が上に成ります。つまり、端を踏んではいると
頭から岩に激突します。ケガで済めばいいんですけどね。
ここに入るには一人が端に触れている内に他の者が反対側から、
端を踏まずに入ります。みんな飛べますから、
入るとそちらが下に成る事を意識して飛んでください。ボス、先に行って。」
『ウォう』一言鳴いて穴に飛び込みます。”トゥリャー”と言う感じでしょうか。
「狼達が入ったら、ベリア行って。次、オーガ達ね。私とトリオが最期ね。」
入ると、大きな岩がゴロゴロして乾燥した荒れ地です。
入って来た方を振り向くと、大きな岩に四角く真っ暗な穴が空いています。
レドルが独り言の様に
『最初、入り口から此れですかい。先が思いやられます。』
入り口がある岩の所に角兎の魔石で作った極小の発信機を目印に付けておきます。
私が探査魔法で魔力を飛ばすと答えてくれます。
みんなの方を振り向くと、小さいウチワサボテンの群生地を見ています。
「気を付けてね、その中に何匹か吸血サボテンが混じって居るからね。」
みんな嫌そうな顔をします。吸血サボテンは、刺さると針先が曲がり、
抜けなく成ります、じたばたしていると、抱き着かれ、針を取る間も無く、
血を吸われ、干からびて死にます。
対処方法は、抱き着かれる前に、刺されても気にせず(かなり痛いですけど)
剣でみじん切りにするか、魔法で焼く、凍らせる。抱き着かれると、
傷などお構いなしに、引っぺがす。
ポーション掛ければ治りますから、死ぬよりましでしょ。
幸い毒は持って居ないけど、剥がすときの痛みで大抵失神します。
砂漠の方を見ると、遠くに木の様なもの、オアシスでしょうか、見えます。
「取り合えず、あそこのオアシスに向かいます。」魔力探知で周辺を探ると、
「ここに居るのは、サンドワームやサンドスコーピオン、
ビッグバイパー、サンドローチですね。
探査虫に先行させて、空を飛んで行きます。
向って来るものがあれば”ライトアロー”で片付くと思います。
適時使って下さい。では出発。」
時速40Km位で周りを警戒しながら、割とゆっくり進みます。
途中、ビックバイパーが飛び上がりながら毒液を飛ばしてきましたが、
レドル達の十字砲火で落ちてしまいました、
地上に落ちた途端、何かに食われています。
お掃除屋さんのサンドローチですね、此処のは黒くないですけど、
やっぱりお近づきには成りたくないですね。
オアシスになかなか到着しません。
逃げ水や蜃気楼ではなく、本当に移動している様です。
(「AIマスター、あいつにげているみたいだけど、
あれは妖精もどき、悪魔の泉だよね。」)
《はい、間違い御座いません。あの泉の底が2階層の入り口と成ります。》
次話:オアシスのお姉さん




