562話 クーヘンの森、レドの集落跡
クーヘンの森、レドの集落跡-
ベリアが、やって来ました。遅れたのは子供が御寝坊でもしたのでしょう。
オーガ達も到着しました。長老が居ますね。
レドルが説明してくれる様です。
『ララ様、部落の在った場所を見に行きたいと、
各部軸の長老が申し出ております。
各部族長老が二名、護衛が二名、
合計12名の追加と成りますが、宜しいでしょうか?』
「構わないよ、転移門を使った移動方法を
説明するのにいい機会だから、覚えてね。」
『はい』じゃあ、行きますか、
「みんな、この狼広場にも転移門が仕掛けています。
そこのタワーについている石に向って、
門前に入ると念じて頂戴。各自やって。」
どんどん転送されます。着いたのは門前の中、大きな門が見えます。
「あの門の傍まで移動するよ、各自テレポートで移動、〔テレポート〕」
「みんな揃ったね。次は、門番に向って、
クーヘンの森、レド族の部落跡と言うと、
門番が飛ばしてくれます。行ったことが無い場所でも、
門番が何処の転移門か確定出来れば、飛ばしてくれます。
まぁ、隠れ里の入るのと同じ要領だから判るでしょう。
ここ、門前を経由すれば、色んな所に飛べると言う事です。
そうだ、今度何処に飛べるか、地図を作って、印をつけてみましょう。」
「今回行くところは、クーヘンの森、レドの集落跡です。
トリオ、一個小隊を先に行かせて、上空から問題が無いか、
安全を確かめてください。飛びながらくぐってもいいよ。」
(『承知致しました。ラッキ隊、門番にクーヘンの森、レドの集落跡と伝え、
速度2で飛行しながら門をくぐる、
門をくぐったら、直ちに上昇、上空より安全を確認、
全員の転移が完了後も上空警戒。
ジョニー隊は本体の先頭、転移後上空より警戒。
ポピー隊はしんがり、全員転確認後転移する事。』)
「じゃあ行くよ」(『ラッキ隊転移開始』)
(念話『ララ様。ラッキ隊です。此方異常有りません。』)
「了解、全員転移開始。」
全員一度にレド族集落跡手前の転移門の前に出ます。
ポピーの小隊は直ぐに高空に〔テレポート〕した様です。
(念話:『ポピー隊高空偵察、異常なし。暫くこの高度を維持します。』
「次の村にいくから、異常無ければ、高度を下げなさい。」
(『承知致しました。』)
「魔力探査〔ピチョーン〕。周辺にも特に問題根いですね。
では、レド族の調査員たちは此処に残って、調査をしてください。
特に問題無く、調査が終了すれば門前に戻って、
村に帰ってください。
この時、空から警戒しているラッキ隊に声を掛けるのを忘れないで、
ラッキ隊は一緒に門前に帰って、任務終了、里に帰ってください。」
「フレッド族のガーバーとエドの2頭はここに残って彼らの護衛、
ラッキ隊と同じく、一緒に門前に帰って、
任務終了、里に帰ってください。」
「では、残りの者は一旦、門前に戻ります。
各自転移門の前に〔テレポート〕してから、門前に戻って頂戴。」
次話:ブル族、レド族の集落跡




