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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
55/965

魔眼

魔眼----------------

「グラン、<魅了の魔眼>の施術は時間がかかりますか?」

《いえ、5分ほどで出来ますが、》

「それでは、今、お願い致します。」


《マスター、森から戻ってからの方が宜しいのでは、

 魔眼に慣れる時間も必要ですし、》


「いや、魔眼の有る無しで、森にい行った時に何かが違う気がします。」

《何かが?とは、?》


「説明する事がちょっと難しいのですが、

 Sixth Senseと言いますか、ん~...。」


「精霊との関係と言うか、魔眼が有る事により、

  コミユニケーションが楽に成るとか、」

「上手く説明できないのですが、とにかくお願い致します。」


《承知致しました。では、診察室にまいりましょう。》

グランと一緒に診察室に向うと、

ドクターアンドロイドが椅子の前に座って居ます。


『〈魅了の魔眼〉の装着との事ですが、右目と左目、どちらにしますか?』

「右目でお願い致します。」


《この魔眼は通常はマスターの今の瞳と同じ黒ですが、

 意識して使うときは赤く成ります。ご了承して頂けますか?》


はい、問題ありません。」

『それでは、始めます。』

右目にペンライトの様な物を当てたと思ったら、赤い光がフラッシュ!


『はい。終わりました、何か変な所は有りますか』

「赤く見えます。」

『5分ほどで、落ち着きます。』


「ありがとうございます。先生にも名前が必要ですね。

 Drキンブルと名乗りましょう。」

「グラン、良いですね。」


《はい、マスター》

『私にも名前を頂けるとは、光栄です。』

「先生は治療魔法なども使えるのですか?」


『はい、中級の治療魔法など、

一般的な医学、薬学の知識はインプットされております。』


「判りました、今度また、お世話に成るかもしれません。

 宜しくお願い致します。」


『畏まりました。マスタ-』

「私の事は、ルビと呼んでください。

 グラン、みんなにもしっかり伝えてください。」


《はい、ルビ様》

へやに戻って、魔眼の見え方のチェックをしましたが、特に問題有りません。

「グラン、今度医療班を作るかもしれません。準備しておいてください。」


《治療班と申しますと?

 ルビ様たちが冒険者として人間の世界に行った時の事でしょうか》


「それも有りますが、人の町で病院を作るかもしれません。

 最初はアンドロイドたちでやりますが、人を教育してゆくゆくは人の手による

 病院を作りたいのです。」


「まだまだ先の話ですね。今は記録だけで結構です」

お茶を飲みながら、まったりしていたら、ドアにノックが、

「セバス、」


と言うと、セバスが慌ててドアに向かいます。ドアを開けると、狐たちが。

並んで一礼をしたので、ソファーに座るように勧めて、

「エミリ、お茶を」と言いましたが、


狐たちは、すぐおいとま致しますので、と断られました。

おやおやと思っていると、ギンが代表して、


『先ほどの精霊用の杖の件ですが、

 マスター・・・ルビ様にすべてお願いしたいのですが、』


と、申し訳なさそうに、言い出しました。

「いいよ、ちょっと、考えていた物が有るから、明日、楽しみにして。」


と言うと、嬉しそうに

『『『ありがとうございます。』』』だって、

にこにこと嬉しそうな顔を見るとこっちも嬉しくなるよ。


よし、ギンはネックレスも追加。ギンコはネックレスと可愛いイヤリング。

ギンジはライダーベルト!!よし、決まり。


次話:時計の確認

☆¨*:♦.,☆¨*:♦., あとがき ☆¨*:♦.,☆¨*:♦.,


「」の形により、誰が発した言葉なのかをある程度特定出来る様にしました。

下記をご参考にしてください。


-------------------記------------------------


「」  :ルビ・ヴラド(ララ)

《》  :AIマスター

『』  :眷属/身内/アンドロイド

<>  :人

()  :心の声/念話・

〖〗 :人外/妖精/神

【】  :魔物/悪魔

〔〕  :魔法発動呪文

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