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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
549/969

549話 訓練の成果-タマとアンナ

訓練の成果-タマとアンナ--


素直にうなづくと離れて、ポウの所に行きます。

「今、ゴーレムを作るね。」


そう言ってもう一度岩のガラに魔力を注ぎます。

ゴーレムが立ちあがり、両手剣を振ります。


盾は小さい物が前腕についています。

防御よりも機動性と剣の速さに比重を移したようです。


『次は私たちが行きます。』

タマとアンナが飛び出します途中で、二人が手をつないだと思うと、

パッと光り、たまに黒い羽根が生えてます。


人化を解いていないタマに黒い羽根が・・・。ダークエンジェルです。

「うわぁー。大感激ですー。」

ララの変なスイッチが入った様で、テンションが爆上がりしています。


ララがよだれを流さんばかりに口を開け、

肩で息をしながら、手すりを握って、跳ねてます。


タマがゆっくり手を上げていき、ゴーレムを指さすと、

ゴーレムの影からふわりと光が漏れ、

ゴーレムがすとんと、影の中に落ちます。


2~3秒すると、50m程上空に穴?黒い影?が出来たと思うと

そこからゴーレムが落ちて来ました。

ズドーンと大きな音と衝撃を残して、ゴーレムは砕け散ります。


「なんちゅう事するかな、これは、

 昔から沢山の人が夢見て試してみたけど、結局できなかった魔法だよね。」

二人が戻ってきました。


「タマ、アンナ、かっこいい~~~!」

タマがすごく恥ずかしそうです。ポンとアンナが分かれます。

「今の魔法はタマだけでもできるの?アンナと一緒じゃなければ無理なの?」


タマが答えます。

『一人でもできなくはないですが、魔力と集中力が半端なく必要で、

 使おうとすると空も飛べませんし、無防備状態に成るので、


 誰かに守って貰わなくては成りません。一番相性がいいのがアンナで、

 つまり、アンナと一緒じゃなきゃ出来ないと言う事ですね。』


「視覚的な演出も最高だし、いいよ、最高」

「所でアンナ、貴方はタマの影魔法は使えるの?」


『はい、あれほど派手な物は無理ですが、

 影移動や収納、等は問題ありません。』


「じゃあ、普段はカポネやメイたちと鴉の里に居て、呼ばれたら、

 すぐに私の影に来ることができるね。」

『はい、ララ様の許可があればすぐに行けます。』


「よし、いつでもOK、

 タマ、貴方の巣の横にアンナの別荘作って置いて。」

『は~い』


タマが何か投げやりなどうでもいいわ的な返事です。

ん?もしかして焼きもち?


次話:訓練の成果-エレンとアンナ

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