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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
547/969

547話 マニのお願い

マニのお願い-----


と、見慣れない黒い髪の女の子が居ます。

ザっと見まわして居ないのはタマですね。

そっと、横に並んで、手を取ります。


(念話「タマね。」驚いた様にララを見て『はい、私です。』

 「凄いわね、人化の法を覚えたのね。」)


嬉しかったのか、手をぎゅっと握り返します。にっこりと微笑み返すと、

顔を赤くして、うつむいてしまいました。そのままラウンジ向います。

部屋に入ると、丸い大きなテーブルが用意されています。


オト様の向かい側に座り、右にタマを座らせると、左にマニが来ます。

マニの後ろに、背中にカラスを乗せた大きな狼が控えます。


オト様のご挨拶

『皆、一年間ご苦労様、軽い食事をして、隠れ里の方に入って見ましょう。』

オト様が手をたたくと、料理が運ばれてきます。


流石に竜宮城です海の幸が一杯、よだれがじゅるりです。

『ララ様、御願いが有ります。』

隣のマニが、何か緊張した面持ちで問いかけて来ます。「なぁに?」


『次の訓練の時もエレンと一緒に・・・。

 お願いです、一緒に居させてください。』


「エレン、貴方はどうなの?」

(念話:『一緒に居たいです。』)


「解ったわ、でもエレン、一つ宿題ね。今度行って帰って来た時に、

 何か私の驚く成果を見せてください。」


(念話『はい、頑張ります。』)マニがにっこにこです。

 顔全部がニコニコのお口になったみたい。まるでチェシャ猫です。


それにしてもシオンが気に成ります。訓練訓練で休めない程と言うのは、

少し心配です、後でオト様と相談しましょう。


隣のタマに声を掛けます。

「タマ、その様子だと、

 色んな事が出来る様に成った様ね。空を飛ぶのも大丈夫?」


『はい、ララ様、

 アンナと一緒に、凄い事が出来る様に成りました。そして、・・・』


何か心配事が有るのでしょうか

「アンナと一緒に?後で見せて頂戴ね。

 どうしたの、何か聞きたい事が有ったの?」


タマが意を決した様に。

『ララ様、私はこれから、

 ララ様のお傍にお仕えして宜しいのでしょうか?』


「勿論、その為の訓練だったんだから、タマが居ると心強いわ。」

『あ、有難うございます。ララ様の影の中で、

 精一杯務めさせていただきます。』


「うん、後から、貴方の出来る事、教えてね。」

『はい、いつでもお呼び下さい。』


「影の中も、リメイクしようか?」

『ララ様、リメイクって?

 今の状態で結構居心地が良いんですけど・・・。』


「あ、ごめんね。失言、忘れて。」

(やっぱり、にゃんこだわね。)


そうこうしているうちに食事も終わり、隠れ里に行く事に成りました。

ララの部屋玉を出して、皆を入れます。

「それじゃあ、皆この中に入って、」皆が入ったのを確認して。〔テレポート〕


次話:訓練の成果---マニ----

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