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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
542/969

542話 竜宮城のメイド、リム-

竜宮城のメイド、リム--


リリに念話です。

(『奥様の食事が終わったらキロの街に行くわ、

 明日も忙しいから暫く帰れないと思う。

 奥様には適当に言って置いて。」『解ったわ。』)


行列の最後尾について食堂に向います。

パトラが居ないので、隣にはメグが来ます。

私の顔を見て、何か聞きたそうです。


小さな声で「パトラは剣の修行。」

メグが驚いた顔をしますが、すぐに首を縦に振ります。

了解してくれたようです。


パトラには剣の修行もして貰いましょう。

色々と、修練場へ行くメンバーの入れ替えを

考えなくては成りませんね。


そうこうするうちに食事が終わった様です。〔テレポート〕

奥様が此方を見ないうちに逃げ出します。まずは竜宮へ行きます。


専用の部屋にテレポートして、オト様を探して、

居間の方に向います。おっ、メイドが来ます。

「すいません、オト様は何方にいらっしゃいますでしょうか?」


『あら、ララ様いらっしゃいませ。奥様は食事が終わり、

 お客様とラウンジでお話をされています。』


「私の知っている方かな?

 ララが、修練場のメンバー交換についてお話を伺いたいと、

 言ってくれる? 都合が悪ければ、明日にでも、お伺いするけど。」



『承知致しました。お伺いしてきます。』

メイドが行ってしまったので、ララもゆっくり、

ラウンジの方へ歩いて行きます。


(「訓練が終了するのは誰かな?

 シオンとクキはまだだろうなぁ。

 タマにエレンにアンナが終了かな?)


メイドが戻ってきました。

『ララ様、お客様がララ様もご一緒にとの事です。

 奥様も一緒にお話ししましょうと言って下さってます。』


「お客さまってだれ?」

『失礼いたしました、ウインディーネ様です。』

「お二人は仲がいいねぇ」


『はい、親戚筋と言いますか、

 近い存在である事をお聞きした事が・・・』

メイドが慌てて口をふさぎます。


『申訳有りません、今の事は内緒にしてください、怒られてしまいます。

 この前、今度余計な事をおしゃべりしたら、魚に戻すと怒られたばかりです。

 お願いです、ララ様、ご内密にお願い致します。』メイドが涙目です。


よそ様の御家のこういうメイドは大事にしないといけません、

重要な情報源に成りますね。


「分かったから、泣かなくていいよ。その代わり、今度また、お話聞かせてね。」

『はい、有難うございます。』きつく手を握られてしまいました。


「貴方のお名前教えて」

『はい、リムと申します。』

「リム、私は何も言わないけど、他の人にもお話してはいけないよ。」


『はい、有難うございます。』

「それじゃあ、案内して頂戴。」

『はい、かしこまりました。』


少し歩くと、『こちらでございます。』と、案内されてはいると、

見知った顔が出迎えてくれます。〚ララさん、お久しぶり、〛


次話:ウインディーネ様とレミ

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