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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
537/969

537話 パトラが眷属?

パトラが眷属?-


そうこうしていると、お母さんとメイドがシールドから出て来ました。

シールドは解除しておきます。

「お母様、お話は尽くされましたか?」少し目が赤い様です。


『尽きないわねぇ、ララ、またここに来て、お話しても良いかしら。』

「かまいません、此処はルビちゃんも入れますから、

 一緒にいらっしゃれば宜しいかと。」


『でも、パトラは駄目なのよね、ちょっとか可哀そうだわ、

 ねぇ、何とかならない?』

ララがちょっと考えて、


「奥様とルビちゃんの護衛の強化と考えれば、

 パトラを眷属にするのも良いかもしれません。

 でも、本人に聞かなくては成りませんね。」


『ララの眷属に成ると何か不都合な事が起きるの?』

「特に有りませんが、しいて言えば、

 私に不利益な事は絶対出来なく成ると言う所でしょうか。」


『大した問題じゃないわね、それ以上に良い事の方が多いんでしょ?』

「そうですね、魔法も使えますし、力も強く成りますし、

 じゃあ、後で聞いてみますね。」


『ええ、そうして頂戴。』お父様が、

『さて、だいぶ時間が経っている様だから、そろそろ、戻ろうか、』

「わかりました、二人を呼びます。〔テレポート〕」


狼広場に移動して、ルビちゃんを呼んでみると、

パニエルが返答してくれました。

少し先の草原で走り回っているそうです。


パトラはバテバテで、近くの見張り台で休んでいるとの事です。

〔ムービング〕空を飛んで、パトラの所に行くと、パトラが驚いて、

『ララ、貴方空飛べるの?』


「飛べるよ、さっき狼達が飛んでいるのを見たでしょ。

 私の眷属なら皆飛べるよ」


と言って、ベリアンに戻るように念話で伝えます。見ていると、

ベリアンが上手にルビちゃんを誘導してきます。


「さぁ、今日はおしまい、また今度ね。」

『え~~~。もう少しだめぇ?』

「駄目です、言う事聞かないと、もう連れて来てもらえませんよ、」


『やぁ~~だぁ。』「じゃあ、帰りますね。」

しぶしぶ『うん。』二人をララの部屋に入れます。〔テレポート〕

お父様とお母様の所に戻り、二人を出します。


『ララ、今の何?綺麗なお部屋に入ったと思ったら、

 出されて、出たとこが、奥様の前?』


「テレポートは自分以外の生き物は連れて行けないから、

一旦あの部屋に入ってもらったんだよ。]


『テレポート?ララもしかしたら、瞬間移動の事?

 今は使える人が居ないって聞いてるんだけど。』

眷属成るように仕向ける為、遠慮せずに色んな能力を見せつけます。


「テレポートも狼は出来るよ。」パトラが驚いた様に狼達の方を見ます。

『ベリアンも出来るの?』

「ベリアンは子犬なのでまだですね。」


『じゃあ、大きくなったら出来ると言う事?』

「そうですね、色々と教えますからね。」

『それ、私も出来るの。』ほら釣れた。奥様とご主人様が笑ってます。


「出来るとも、出来ないとも言えないなぁ~」

『なにその思わせぶりな言い方。はっきり言いなさいよ。』

「条件が有るんだよ。その条件を了承すれば出来る様に成るわよ。」


『条件は何?』

「後で教えてあげる。奥さんとご主人様、ルビ様を帰さなくちゃね。」

少し思わせぶりな行動をして、期待感を膨らませさせます。


「では、玄関広場に戻りましょう。」

皆で、玄関広場の屋敷に戻ります。


「奥様、ご主人様、先ほどと同じ様に、奥様のお部屋に戻って頂くんですけれど、

 ルビ様、奥様と旦那様の手を握って、

 奥様のお部屋を思い浮かべて戻るって言ってね。」


「奥様、パトラを少し借ります」奥さまが頷きます。

「では、ルビ様、行きますよ、1,2の3戻る」三人とも消えました。


一旦パトラを置いて、奥様の部屋に行って、

三人が居る事を確認して門前に戻ります。

「さて、パトラ、さっきの条件だけど、私の眷属に成る事だよ。」


次話:パトラが眷属に

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