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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
524/967

524話 ルルのつわり

ルルのつわり----


『ララ様、8時です。』おはようです。

さて、起きて、身支度して、ルビちゃんの所に行かなくては。


『ララぁ、おはよう、久しぶりね、』リリが食堂から帰ってきました。

「疲れてます、むにゃむにゃです。今日は報告しなければ成らない事が、

 沢山あって、考えただけでも、ちょっとげんなりです。」


『奥様や、ルビちゃんが楽しみにしていましたよ、

 特にルビちゃんが狼達が沢山増えたと思ったら、

 皆、ベリアンも居なくなったと言って騒いで居ましたよ。』


「あー、ベリアンかぁ。その対応忘れてたぁ、

 いいや、どうせ説明しなければ成らないから。みんな一緒に連れて行こ。」


『らら、そろそろ、時間、行くよ。』

「へ~い」仕方ないなぁとでも言う様な返事です。

一緒にルビちゃんの部屋に入ると、ルビちゃんが飛び付いて来ます。


『ララぁ、狼達、ベリアンが居なくなったよぉ。何処に行ったの?』

「あそこが狭くなったので、引っ越しました、すぐに会えますよ、

 後で奥様と一緒に行ってみましょう。」


『本当ぉ?』「はい」ぴょんぴょん飛び跳ねて喜んでいます。

「さぁ、御仕度をして、朝の御挨拶に行きましょう。」

『ほ~い』余程嬉しいのか、御返事も浮き上がってます。


”トントン”ノックです。

リリが返事をするとルウとユリが入って来て礼をします。

さて、ルビちゃんのお着換えです。


ララが何か足りないと・・・ルルが居ません、

リリに聞くと、最近調子が悪いのか、時々顔を見せない時が有ると言う事です。


(念話「ジジ、ルル大丈夫なの、今どこに居る?」)ジジがめんどくさそうに、

 (『何でもねえよ、つわりだ悪阻、隠れ里の屋敷で寝ているはずだ。』)

 (「ルル、大丈夫?」)


 (『あら、ララね。大丈夫よ、最近少し吐き気が来て、

   ちょっと、困って居るわ、でもこうして休ませてもらっていると、

   楽だから、もう少ししたら、元気に成るわ。』)


 (「わかった、料理長に何か食べやす物見繕って持って行ってもらうね。」

  『有難う、助かるわ。』)


(「ランダル料理チョーララだよ。妊婦のルルが、悪阻で調子悪いの、

 何か食べ易い物作って持って行ってくれる、お願い。」)


(『解った、何種類か作ってみる。』「ありがと。」)

ララが10秒ほど下を向いていましたが、りりは察したようです。


ルビちゃんの髪に温かい風を当て、

サラサラに乾かした後、ルウが髪を結います。


ララが小声で「今日は子犬と遊ぶことに成るかもしれないから」

とささやくと、左右の三つ編みにしてくれました。


私とリリ、三人で手を繋いで食堂の向います。

食堂に入ると、皆の視線がララに集まります。


(「まぁ、分かって居た頃ですから良いんですけど。」)

パトラの横に立つと、『お帰り、』


「先にご主人様にご報告しなければ成らないから、

 その後、奥様の所に行くね。」

『ん。』小声で簡単に用件だけ伝えます。


次話:料理ちょーとお戯れ。

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