518話 オクタの街の古着屋へ
オクタの街の古着屋へ-----
モリエールと、マミーの子供たち皆が、一階にいました。
『お待ちしていました、ララ様。』モリエールが、挨拶をしますが、
「ちょっと待って、」と言って全員を出します。
流石に25人は多いですね。
今夜は熊食堂を借り切って、宴会にしますか、
熊父ちゃんに聞いて来ましょう。
おや、ワイマが見当たりません、連れて来たのは確かですから。
気配を探ると、新任のマッシュとエルザに引継ですね。
ワイマはもうテレポートは使えますから、自由に行き来出来ますね。
「みんな聞いて、こちらがモリエール、この店の店長です。
横に居るのがマミー、副店長に成ります。」
マミーが、『ララ様何時から私が副店長になったんですか?』
「今です。」『『『ぶっ』』』みんな吹いてます。
「いいじゃない、モリエールが店長ならマミーは副店長に間違いないでしょう。
で、モリエール、聞いて。」
「この子達は、ダリンとサンサの兄弟で、貴方達も含め、
これから王都の下着工場、オクタの街、ペンタの街の
古着屋の従業員に成ります。」
「誰が何処にとは決まって居ませんが、
えーと、ダリン、サンサ、今夜ペンタの街に戻るのは誰だっけ。」
ダリンが『こっちは♀ピティ(料理)と♂ウェー(拳)だな』
『私んとこは♂マッケン(調理)と♀<マータ(畑)>』
「この4人は今夜、ペンタの街に帰ります。
向こうの店が出来てからの修行、研修に成るね。」
「女の子は全員ここに泊まるとして、ダリン、男はどこかの宿に入れて頂戴。
寝るだけだからそんなにかからないでしょう。
食事は熊食堂で済ますからね。宿代は、サンサ、管理して。」
『承知しました。』
「簡単に自己紹介と、これからの研修予定、
今日仕入れた品を実際に販売するからね、
モリエールと相談してね。
モリエール、品物はサンサが持って居るから、宜しくね。」
「私は、ちょっと、隣にいって来る。」
そう言って、隣の熊食堂に行きます。
モリエールが
『あ~あ、言うだけ言って、行っちゃった。
ララ様は最近こんなのが多いですねぇ。』
横からマミーが
『忙しいんでしょうねぇ。
そういえば、明日からメイドに戻んなきゃ成んないとか言ってましたね』
『『ふぅ。』』モリエールとマミーがため息をつきますが、
『うだうだ言っていても仕方が有りません、実際にやってみましょう。
サンサ、まず、婦人服から、此処の商品台をセットして、
仕分けして行きましょうか。』
『『『はーい』』』
マミーとモリエールの子供たちが、商品台を動かしだすと、
周りの子も手伝いだします。
デルシーとプリシーが指示役に成っている様です。
次話:宴会料理の注文




