表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
512/967

512話 農家の里と訓練の里作り

農家の里と訓練の里作り--------


「それじゃあ、賢者の石、二つ使って、農家の里と訓練の里作ってみますか。」

「まずは農家の里です。石の中心に分子レベルの小さな空間を作ります。」


「その空間に魔力を注いで、魔力を周りにもなじませるように、

 ゆっくりと膨らませます。

 ある程度魔力がなじんだら、どんどん膨らませます。」


 「今回は作物を栽培するだけですから、

  少し大きめに、半径2000m位まで膨らませます。」


「出来たかな?こんなもんでいいでしょう。」

補強でファイヤードラゴンの精製魔石を東西南北に入れて置きます。

土は何処から持って来ればいいんでしょうねぇ。


湖の底の土何か良さそうですが、一回干さないと、びちゃびちゃですよねぇ。

変な所の土持ってきて、害虫とか病原菌とか混じって居たら目も当てられないし。

後で考えましょう。取りあえず今は訓練の里を作りましょう。


「同じようにどんどん膨らませて、ここはドッカンドッカンやるので、

 少し丈夫に、半径1000mでおしまい。

 仕上げに東西南北に賢者の石を補強に入れて、出来上がり。」


「最近は慣れてきたので、一個作るのに一時間有れば出来ますね。」

「訓練の里の中は、本邸に魔物が押し寄せる事を想定して、

 お屋敷を中心にした地形を模写してみましょう。」


「まずは、北の草原に行ってみましょう。〔テレポート〕」

付いた所は荒涼とした荒れ地、草木も生えない小石がゴロゴロしています。

「ここから下に敷き詰める分を貰いましょう。

魔力を展開して、地面の中、深くまでしみこませて。入る。」


土と一緒に訓練の里に入ります。今ので直径100mの半球形です。

草原に戻って、土が無くなった臼の底に降りて、魔力を展開して、里に入る。


さっきは土地の表面に立って魔力を展開したので半球程度でしたが、

二回目は臼の底だったので、結構沢山取れました。

でもこの方法だと時間が掛かって仕方が有りません。


「何かいい方法は・・・。

 魔力を地面にしみこませるんですから、杭を打って、

 頭をミスリル線でつなげば、出来そうな気がします。よし、」


(AIマスター太さ3cm位長さ30cm位の杭20本、

 頭を間隔50mの太さ5mmのミスリス線でつないで頂戴)

《承知致しました。》


「杭を50m感覚で円周1000m、円を描くように地面に打ち込み、

 両端を持って、魔力を注ぎます。馴染んだ所で、入る」

”ズドーン”出来ました。


「やった、これで効率よく土を運べますね。

 でも、この土を取った穴、如何しましょう。」


「う~~ん。そういえば、離れてた所に湖があったから、

 そこから水を持って来ましょうか。」


でも、こんな沢山の水をどうやって・・・。

マジックバックが有るじゃないですか。

やった、これで解決???。土も、マジックバックで運べばよかった?、」


「いやいや、土は水と違うんですから、

 杭を使った方法じゃないと、駄目です。・・・」


何か無理やり、納得してるようです。

せっかく杭を使った方法を編み出したので、それで行いたいようです。


「それじゃあ、どんどん土入れましょう。」

2時間ほどかけて、20回ほど土を運び、

後は数回、草原の表面の土を入れる所まで、出来ました。


「かなり疲れたんですけど、此処に水を入れなくては、

 この前AIマスターに借りた、マジックバック特大で運びましょう。

 〔テレポート〕」


湖の水面が50㎝程低く成る位、バックに水を入れます。穴の所に〔テレポート〕

穴に、水を入れると、水面が2m程下に成りました。


「あまり大きな湖じゃなかったから、こんなもんでしょう。

 ここは、水源が無いから、2~3年もしたら、水も無くなって、

 穴も浅く成るでしょね。取りあえず今日はここまで、お外は真っ暗です。」


隠れ里の自分の部屋に飛びます。


お着換えして、顔を洗って、〔クリーン〕〔クリーン〕!

今夜は、シオンもタマも居ません。ちょっと寂しいですけど、おやすみなさい。


次話:40日目の朝-----513

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ