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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
505/970

505話 店舗の購入

店舗の購入-----


『ララ様、』サンサが、どうするか聞きます。

ララは立地条件的には気に入った様です。


「ご主人、この二軒は購入できるかい?」

ハミルが驚いた様に、ララを見ます。


<ええ、家主は一人で、二軒を手放したがっています。

 うちが買って賃貸しにしようと思っていたんですが、

 購入して頂けるなら、ご相談に乗ります。>


「幾らだい?」

<一件当たり金貨10枚。

 二軒まとめて購入して頂ければ金貨18枚で結構です。>


この辺の相場なのでしょう。

「二軒を打ち抜きで、一階を店舗にしたいから、

 工事費込みで金貨20枚なら買うよ。」


<分かりました、それでお願い致します。>

ダリンが『ララ様、宜しいんですか?』


「問題無いよ。それにここなら、商店街だから、食堂も何件かあるし、

 人も多いから防犯上も良いと思うよ。」


ハミルがうかがう様に、

<あの、ララ様はどの様な御立場の方でしょうか?>


サンサが

『御免、言ってなかった。ララ様は私たちの御主人、』

ララがその先は言わせない方がいいと思ったので、


「オクタの街で古着屋をやっていて、今回この街に支店を作る事に成ったです。

 私は店のオーナーですよ。本業は別に有りますけどね。」


メイド服を着た少女がオーナーと聞いて、

店主はびっくりした様ですが、古着屋が本業では無いと言われて、

どの様な方か判らなくなった様です。


身元がしっかりしていないと、不安に成るのは理解できるので、

『詳細はお話し出来ませんが、私はグラド子爵様、本邸のメイドです。』

この様に言えば勝手に想像してくれるでしょう。


<子爵様の御身内の方でしたか、失礼いたしました。

 このお店をご購入して頂くにあたって、一つお願いがございます。

 強制では有りませんので、お聞きください。>


「なんでしょう?」

<実はこの店の裏に空き地が御座います。

 そこをご購入頂けないでしょうか。>


「う~ん、ちょっと見せて頂けますか?」

<はい、それでは、こちらに。>


ハミルが店の鍵を開け、裏の戸を開けると、店の建坪と同じくらいの、

結構広いスペースが開いています。


ただ、周りにみっちり家が建てられている為、本当にドン詰まりです。

(ここは上手く店を広げて、古着屋以外も出来ますね。購入です。)

『幾らで売ります?』


<金貨8枚では如何でしょう、>

おずおずと言う感じで、金貨8枚を提示します。


(この人商売があまり上手くありませんね、

 この様な土地は最初からセット販売の方が良いと思うのですが、

 売主が違うのでしょうか?)


『解りました。増築費用込みで金貨10枚で購入します。』

<あ、有難うございます。>

「では、お店に戻って契約書と、増築、改築の希望を擦り合わせましょう。」


帰り道はハミルさんがご機嫌です。

ダリンとサンサは少し不安気、エスメとラルダはワイマとお散歩気分です。

ハミル不動産に戻ると、店番のお姉さんが、みんなにお茶を出してくれます。


ハミルが<それでは、売買契約をさせて頂きますが、

 お支払はどの様に致しましょうか?>


「家と土地の代金金貨26枚と、増改築費の半分金貨二枚、

 合計金貨28枚はこの場で支払います。


 増改築費の残り半分、金貨2枚は

 出来上がった時点で確認の上お支払いいたします。

 サンサに渡しておきますので、もらってください。」


<ではまず売買契約から。>

複数の契約書にサインして、税の支払いもハミルにやって貰う事にして、

金貨26枚支払いララ名義の物件に成りました。


「さて、改築だけど、後ろの空き地の事も考えると、

 壊して、まあ材料は流用するとして、立て直した方がいいかもね。」


<ララ様、立て直しに成りますと

お預かりしている金額では少々不足してしまいますが、>

「幾ら位足りないの」


<それは、ララ様が度の様なお店を立てられるかによります。>

「分った、ん~んと、空き地を合わせて建坪いっぱいの3階建て。

1、2階は店舗、一階の店舗は広くして、階段は二つ。


 店の中央から上がれる客用階段と、

 奥から、二階、三階へ上がれる従業員用の階段。


 三階は従業員用施設。個室と食堂兼会議室。

 調理はしないから、調理場は要らない。」


<ララ様、二階も店舗にすると成ると、かなり補強をしなければ成りません。

 普通の住宅の倍は掛かってしまいますが、宜しいでしょうか。>

「倍と言うと、幾らですか?」


<金貨8枚程かと、>

「じゃあ、それでいいよ、二階はまだ使わないから、柱だけでいいよ。

床をしっかり作っておいて。」今は半分の金貨4枚を支払います。


<承知致しました、ただ、材料の木材が、なかなか入らないので、

 お時間を頂く事に成るかと思います。>

「ふ~~ん、丸太で良いの?」


<へ??>

ハミルが何を言っているのか分からないと言った表情をしています。

「丸太なら持ってこれるよ。木材屋の親方の所に案内してよ。」


ハミルが何を言っているのかと、思った様ですが、

ララが子爵様の御身内と言う事を思い出し、

<分かりました。ご案内致します。>


次話:ペンタの街、製材所。熊親方ベニル

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