496話 古着屋三回目の売り上げ報告
古着屋三回目の売り上げ報告---
古着屋の前に行くと、”CLOSE”の看板がかかって、ドアが閉まって居ます。
「ワイマ、チュー太A、みんな古着屋に居る?」
チュー太Aから『ララ様、みんなここでお茶してまーす。』
「この時間に店を開けていないのは、
今回の買い出し分は売り切ったみたいですね。じゃあ、行ってみますか、」
入り口の階段に足を乗せた途端、茶色い毛玉が飛び付いて来ました。
『ララ様ー!』ワイマです。受け止めて頭を撫でると、
しっぽぶんぶんで、嬉しそうです。
「時々だれかと交代してる?」
『はい、リキの所のマッシュやエルザが、交代に来ます。』
「彼らは長距離のテレポートが出来る様に成ったんだね、」
『いや、彼らは習得速度が速いです。
もう、私達と同じ程度には能力を使えます。』
「すごいね。狼達の仲間も増えたし、
一度みんなの練度を確認した方が良さそうですね。」
『ララ様、みんなララ様に見てもらうのを楽しみに訓練に励んで居ますから、
是非見てあげてください、喜びます。』
「わかった、近い内に行ってみるよ。」
取りあえず今は、古着屋の今後、
支店の開設とダリンとサンサの眷属について話さなくてはね。
ドアを開けようとしましたが、鍵がかかっている様です。
〔テレポート〕鍵の内側に移動して、
(念話:「マミー、そっちに行くよ。」)
階段を上がって居ると、ドアが開いた音がします。
『ララ様、仕入れた品は完売しました。』
モリエールが挨拶より先に完売報告が来ました。
自分達だけで出来た事が、嬉しい様です。
「ご苦労さん。」と言って部屋に入ります。
みんなニコニコしています、これは結構利益が出ましたね。
『では収支報告を致します。』
『仕入れからですが、
今回は商会にも卸すので、購入は前回と同じ位の量にしました。』
『衣類です。大人用は男女共に500Kg、
子供用は男女共に400Kg。
補修用の生地は100Kg、/金貨2枚小金貨9枚』
『下着は男性と子供男女は100kGずつ、
女性用は200kg」計500Kg, /小金貨5枚』
『裁縫用、自作用の漂白していない物、
ロール、幅は110cm、長さは夏は50m2本(2mに切って販売)と糸と針
/金貨一枚+小金1枚』
『風呂敷《1.5m四方で小銀貨2枚で原価です。》200枚 /金貨4枚
紅茶: /小金貨5枚
金物一杯、/金貨2枚分』
次は『商会の買い物。』
『大人用は男女共に500Kg、
子供用は男女共に400Kg。
補修用の生地は100Kg、、全て夏物 金貨2枚小金貨9枚』
『下着、男性と子供男女は100kGずつ、
女性用は200kg」計500Kg, 小金貨5枚』
『売上です。衣類生地は完売で、
総売り上げは金貨19枚と小金貨8枚銀貨が6枚小銀貨4枚
風呂敷は金貨3枚』
『紅茶金貨5枚(半分は屋敷の方が購入されました)
金物 金貨10枚』
『商会への売却代金は金貨15枚です。
利益の合計がが金貨38枚と銀貨が6枚小銀貨4枚に成ります。
「ご苦労様、凄いね。今回も利益三分割で行きましょう。
3806万4000デルですから。
1268万8000デルをお店の運転資金や備品の購入、保守費。」
「1268万8000デルを私がもらって、
残りの12688000デルは
マミーとモリエールが子供達も分も含めて金貨3枚小金貨5枚ずつ、
ダリン、サンサが金貨2枚ずつ。
エスメとラルダは金貨1枚ずつ」
「割り切れないので切り上げたから、
不足分は私の取り分から引いてちょうだい。」
みんな、ララ様の分から引く事は出来ません、とかなんとか言ってます。
「今回は私は御店の手伝いはしていないので、そうして頂戴。」
みんな、不承不承頷きます。
次話:古着屋、ペンタの町の支店計画
お金の単位:デル---------
一億 白金貨
一千万 大金貨
百万 金貨
100000 小金貨
10000 銀貨
1000 小銀貨(8角)
100 銅貨
10 小銅貨
1 鉄貨(賤貨)
1デル≒1円




