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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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492話 宴会談議に花が咲く②レドマとレドモ、サンチェスとオーガ)

宴会談議に花が咲く②レドマとレドモ、サンチェスとオーガ)


「オト様、何か有りました?」

『向こうから大きな力を感じるのよ、しかも二つ。』


「あぁ、あの双子レドマとレドモですね。行ってみましょうか。」

『そうね、』


行ってみると、お母さんの膝に座った赤ちゃんが、

串焼きみたいなものを食べて居ます。

もう、乳離れしたのかと思い母親に聞いてみると、


『ララ様に名を頂いてから、急に知恵が付き、

 ララ様のお傍に行くには早く知恵も力も付けなくてはと、


 普通の食事も欲しがるようになりました。でも、急には無理なので、

 今はお肉をしゃっぶっている程度です。』

ララがおやおやと言う顔押して。


『レドマ、レドモ、慌てちゃだめだよ、体に合った食事、運動をしなければ

良い結果には成らないよ。」

「今は体の発達を待っている状態だから、慌てちゃ駄目、体が壊れちゃう。」


オト様が何か考えている様です。

『ララ、この二人、今この時点で、此処に居る貴方の眷属達の中で、

 私とポウを覗けば、一番魔力の容量が大きいわ、


 このまま成長すると 体が持たない可能性が有るわね。

 この子達も暫く私が預かって、適正な成長を促す必要が有ると思うわ、

 ああ、10年位だからお母さんも一緒よ。』


ララが驚いて

「お願いして宜しいんですか、とても助かりますけど。」


『あら、力の有る子を育てるのは楽しいわよ』

「オト様、神の修練場の収容人数的には大丈夫なんですか」


『この前、うちの人に広げてもらったから大丈夫よ、』

ララが驚いた様に、「そんな事も出来るんですか、」


『それはそうよ、神の修練場だもの。神力でやるみたいよ』

「恐れ入谷の鬼子母神!」

『何それ、ララ!?』


「あの、その、思わず口から出た、あの、

 恐れ入りましたと言う事でご容赦ください。」

慌てて、言いつくろいます。話を変えたいので


「レマ、この子達と三人で、来てくれない。この子達、このままでは、

 力を発揮できないどころか、命の危険も有るみたいなの。


 特別な訓練が必要に成るから、母親のあなたが一緒に来てほしい、

 ドマと相談して。」


ララがちょっと迷ってから、

「そこは特別な世界で、こちらの三日で、そちらの世界では一年が経過します。

 三日に一度、一年に一度はドマと会えますが、

 そんな事が10回位必要だと思います。」


 レマがちょっと不安そうな顔をします。

「ああ、貴方達、ドマもレマも年は取らないわよ、私の眷属なんだから。」

レマが驚いています。『ララ様の眷属に成ると、そんな事も起きるんですか』


最後の方は嬉しそうです。

「そう、旦那は少し待たせる方が良いわよ。」


『はい、レドマとレドモが無事大きく成るのでしたら、

 こんな嬉しい事は有りません、宜しくお願い致します。』


ララがレドマとレドモに声を掛けます。

「明日から、貴方達に特別な教育をするために、

 特別な場所にお母さんと、他の眷属達と一緒に行きます。」


「お父さんとは暫く会えないので、今夜は甘えておいで、」

それを聞いた二人は、今までの話を聞いて居た事も有り、

(『『宜しくお願い致します。』』)良い声(念話)でお願いされました。


サンチェスとオーガ------------

その場を離れ、ポウの所に戻る途中、

サンチェスと、車いすのオーガ達が、何やら話しています。


サンチェスが宙に舞いながら、

剣とナイフ二本をハンドで操って見せている所を見ると、

足なんかなくてもこの通りだとか何とか言っているのでしょう。


グラディスとカンは何人かのオーガ達に、お礼を言われています。

治療のお礼でしょう。さて、一旦閉めますか。


(念話:「一旦閉めるよ、子供たちは、御家に帰った方がいいかな、

 飲み足りない者は勝手にやって、此処で寝ても問題無いよ。

 

 此処は悪い物は来ないからね、明日帰ってもいいからね。

 じゃあ、ご苦労さん。」)


『『ウオー』』とか『『ララ様万歳』』とか、あちらこちらから聞こえます。

クヌギの所に行って、ねぎらいます。


「ご苦労様、片付けは明日でいいよ、まだ飲み足りない奴らも居るから、

 そのままにしておきましょう。うちらも撤収します。」


サンチェス達には屋敷の大部屋、雑魚寝。

女性は別の部屋でベット、お風呂も沸いてます。

オト様たちも客間に案内します。


オーガはドドル達が見てくれるし、

ちゅー達はここの屋根裏、カラス、狼、熊はそれぞれ巣に戻ってOKと。


残りは原っぱでごろ寝。私も自分の部屋で寝ます。

シオンはグラディスと一緒に寝ると連絡が来ましたので、OKです。


25:00(11:00)---------------------------

疲れたけど楽しかったね。おやすみなさい。


次話:神の修練場に出発します。

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