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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
487/967

487話 竜宮

竜宮--------


いつもの小部屋、ララ専用の部屋に出ます。

(念話:「オト様、どちらでしょうか。」)

『ここよ。』イメージが送られてきます。


イオンと一緒に〔テレポート〕出た途端、飛び付かれました。

危なく転ぶところです。「マニ、大きく成ったね。」

『ララ様、私頑張ったんだよ。』ララが驚いて、マニの顔を見ます。


「幼児言葉が無くなったんだね。」

『ララ様、私もう赤ちゃんじゃありません。』


3歳児位の外見ですが・・

思わずポウを見ますが、にこにこと笑うだけです。


「今日はシオンと、タマ出ておいで」タマが影から飛び出します。

『きゃ~可愛い!!!!』マニがタマに抱き付きます。


「マニ、今度神の修練場に行く時は、

 シオンとタマ・その他にも狼とカラスと狐が一緒だよ」

『えっ!?友達沢山来るの!』


「そうだね、みんな私の眷属だから、家族だよ。」

『うわーうっわーーーー!!!』

マニが大興奮しています。向こうでポウと二人では寂しかったのかな?


マニの所に行き頭を撫でて、タマと一緒に抱きかかえます。

「今度はさみしくないよ。」

『ララ様、ララ様、うえ~~ん。』泣き出してしまいました。


色々な物があふれてしまった様です。

暫く、抱いたまま、頭を撫でていますと、少し落ち着いた様です。


『ららしゃま、有難うございましゅ。』

幼児言葉に戻ってます。

気が付いて、口を押えて、向こうを向いてしまいました。


「大丈夫、私といる時は、頑張らなくてもいいからね。

 マニはいつも可愛いよ。」


タマを抱えたまま、ソファーの方に走って行き。

後ろに隠れてしまいました。恥ずかしく成った様です。


「オト様、今夜、私の隠し里で、私の眷属を皆集めて、

 宴会をやろうと思っています。模擬戦みたいな事もやって、

 新しく眷属に成った者達に何が出来るのかを見せたいと思います。」


『そうね、ララが皆に何を期待しているのか

 示すのは良い事だと思うわ。』

「オト様もぜひ、参加してください。勿論、ポウとマニも行くよ。」


マニが、隠れるのを止めて、

『え~~~、ララ様の眷属皆来るのぉ!私絶対行く!!』

興奮気味に、言います。


『それから、オト様、一つお願いが有ります。』

『おやおや、ララが御願いなんて珍しいわね。』


「はい、こちらのララの隠し里、」

ララが賢者の石を取り出し、

「これを預かって頂けないでしょうか?」


『いいけれど、出入りに問題は無いの?』

ララが賢者の石(門前)と精製魔石(転移門)を取り出し、


「出入りは此方の賢者の石を介して行います。

 この賢者の石、門前と呼んでますが、これに繋がる小さい精製魔石の転移門は、

 要所要所に置いておき、眷属だけが扉石を通って玄関石に入ります。


 この門前の中でもう一度隠れ里に入る資格が有るかどうか、

 チェックしてから隠れ里、此方の賢者の石に入ります。」


「緊急時に私と一緒に入る時以外は全て玄関石を通らなければ入れません。

 玄関石のチェックはマジックバックの中も見ます。

 不審物への最終判断は私に成ります。」


『解ったわ、この竜宮で出入りが可能ならば、問題無いわ、

 取りあえず、龍王の永久結界で囲っておくわね。』


凄い物が出ました。龍王の永久結界、は龍王様以外は神でも破れないと聞きます。

「有難う御座います。」

ララの隠れ里をオト様に預けて、


「そろそろ、時間に成ります。

 私が運びますので、私の隠し部屋に入ってください。」


全員”ララの隠し部屋”に入ります。〔テレポート〕。

旧狼広場に着きます。キロの街と王都の連中も来ています。


次話:眷属大集合

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