469話 オーガの里
オーガの里------------
(AIマスター、オーガは何人、何匹位居るんだろ、判る?)
《はい、ララ様が眷属にされた部族で男女子供を合わせて
100人程に成ります。他の大きいい部族は80人ほどが二つあります。》
(分った、今回作ってもらった”ララの隠し里”と
同じ大きさの賢者の石で、中は草原、建物なし、
浄化設備付きを作るにはどれ位の時間が掛かる?)
《一日で出来ます。》(えっ?やたら早くない、)
《要領が判ったのと、屋敷の様なこまごまとした設備が無い事で、
早く仕上がります。》
(じゃあ、オーガの里を作ろう。)
ララが狼集落と屋敷を挟んで反対側に移動します。
(ここに半径100mで丸太をみっちり並べて立た閉鎖空間、
砦を作ります。門は一つで大きく20m位。
中は中央に直径2m、高さ10m程の木の柱を立てて、
そのてっぺんに、この大き目の転移門の精製魔石を置きます。)
ララが転送用の精製魔石と赤い賢者の石を取り出し、
(この精製魔石を転移門にして此方のファイヤードラゴンで作った
賢者の石の中の世界に飛びます、中にはここと同じ広さの空間が有ります。)
(その中に草原を作ってください。オーガの里にします。)
(この中に入る権限はAIマスターに与えますので、
転移門を仕込んだオベリスクでも作って、作業してください。)
(あと、この賢者の石は、この隠れ里の私の部屋に置きます。)
(明日にはオーガを連れて来ますので、突貫工事お願い致します。)
直接転送用の精製魔石をAIマスターに送って、シオンの所に戻ります。
(AIマスター、もう一つ、)ファイヤードラゴンの賢者の石を取り出し、
(これに、森と泉、私が再生した、狐と蛇に会った森、を再現して欲しい。
そして、岩山と地下ダンジョン。ダンジョンの魔物は管理出来る様して、
モデルは魔物の森ダンジョン。急がないから、やってみて。)
《ララ様、結構大変なんですけど、》
(でも、ダンジョンだよ、面白そうでしょ。)
《・・・・・・・・》
(あはははは、その沈黙は喜んで居るね。じゃあ、頼んだよ)
シオンの所に戻ります。〔テレポート〕
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