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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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467話 みんなを隠れ里に移動

みんなを隠れ里に移動---------


「さぁ、お待ちかね、此処が”ララの隠れ里”、

 みんなの家が有る所、外敵は居ません、入れません。


 迷子にも成りません安心して子育てが出来る環境です。

 勿論、一人でも安心して住める場所だよ。

 大きさはあの屋敷を中心に半径1.5km位、みんな、助け合って暮らしてね。」


「ただ、魔法の練習は外の、今までの訓練場に行ってやるのが良いよ。

 生半可な事では壊れないけど、ドカンドカンやると、

 攻撃と勘違いして警報が鳴るからね。


 後からベリアの白色破壊光線でも耐えられるように対策をしておくよ。

 だから、安心して暮らしてね。」


(『ララ様、外へ出る時は、如何すれば、良いのですか。』)

パニエルが聞いて来ます。


「今は、各自がそこの狼小屋のひさしの下に精製魔石(転移門)

 を埋めておいたから、それに向って、さっきの門前広場をイメージして、

 転入、入ると念じてもらえば、さっきの広場に行けます。」


「そこから、集まってもらった狼広場をイメージして、

 転出か出ると念じてもらえばさっきの広場に出れます。」


「ここに戻る時は狼広場の狼小屋のひさしの下に扉魔石が有りますから、

 同じ様に入ると念じてもらえばいいですよ。

 ただし、此処に居る一歳未満の子は外に出れません。」


「解除には狼は部族長以上の者の許可、

 カラスはカポネかメイの許可が無ければ出れません、

 一度許可をもらうと、禁止されない限り出入り可能です。」


「出入りについては不審者を入れない為少し煩雑にしてあります。

 良い方法が有りましたら、パニエルかカポネ、メイに提案してください。

 考慮します。」


「狼小屋は正面がボス族、パニエルが居る所。

 右がアルバ族、アルバ族にはケンとカレンが入って、

 族長を助けてください。


 左がフレッド族、フレッド族にはリキ、ウィニが入って、

 同じく族長を助けてください。」


ベリアも新しい家を確認して。それじゃあ、メイ、巣棚を見に行こうか」

「みんな、今夜はパーティだよ」

(『『ウォー!!』』)大歓声です。みんな祭りが大好きですね。


「メイ、巣棚は分るよね、巣が落ちない様に低い欄干を付けてあるけど、

 今ある巣をそのまま持ってこれるか確認して、此処は雨風が無いからね。

 雨が欲しい時は水魔法で降らすんだよ、行ってくれればやるよ。」


(『ララ様、これはよく考えて有ります。広さも、日陰も、申し分ないです。

 ここに、各自場所を決めて、巣を置くだけで問題ありません。』)


「じゃあ、巣を持ってきて良いの?先に場所決めする?」

(『いいえ、巣の場所は、女同士が話し合って決めます。』)

「じゃあ、運びましょうか。メイ、一緒に行くよ。」(『はい、ララ様』)


「シオン、行くよ」『はい』

「門前転入」「転出」カラスの棲み家の前に出ます。

「じゃあ、お母さんが巣に乗ったまま、さっきの玄関に入れるよ、」


念話:(「これから、みんなを運びます。

 お母さんが巣に乗ったまま運びます安心してください。」)

メイの指示に従って、片っ端から巣を回収してララの部屋に入れます。


最後の一つを入れて、「メイ、これで終わり?」

(『はい、先ほど念話で確認しました』)

「じゃあ、行きましょう、シオン、行くよ」『はい』


「門前転入」、「里のカラス広場転入」

ララとシオンが巣を一つずつ持って、ララの部屋から外に、

カラスの森の前の広場に置きます。


全部出し終わると、カラスのお母さんたちが巣棚に乗って相談を始め、

10分ほどで話がまとまった様です。

ララがハンドも使って、二つずつ、指示された場所に巣を運びます。


「メイ、巣はこれでおしまい?」

(『はい、雛や托卵している者と、産卵まじかの者だけですから

 こんなもんです。あとは、自分たちで作ると思います。』


「分った、じゃあ、今度はネズミ達。」

「シオン、今度はネズミ達の引っ越し。行くよ。」

『はい』


「面倒だからここに入って、」

と言って、シオンを”ララの部屋玉”に入れます。


一旦隠れ里の自分の部屋に飛んで、

ベットの柱に精製魔石(転移門)を埋め込みます。


「門前転入」「狼広場転移門へ転出」

〔テレポート〕本邸の自分の部屋に飛び、

ここのベットの柱に精製魔石(転移門)を埋め込みます。


これで後は分邸とキロの街のサンチェスハウスの私の部屋に

転移門を作れば、みんな私の部屋からは門前に行けるね。


シオンを出すと、『ララ様、此処は?』

「本邸の私の部屋だよ」シオンが物珍しそうに周りを見回します。


「ちゅーパパ、ちゅーママ、居ますか?」

『はい、ララ様』「これから引っ越しするよ。」

『『えっ?』』「まず、近くに居る子は全員集まって。」


5分ほどで、みんな帰って来たようです。

シオンが興奮気味に可愛いを連発しています。

『ララ様、この方は?』ちゅーパパが聞いて来ます。


「ああ、新しい眷属で、精霊使いなんだけど、現在修行中です。

 ゆくゆくは私の右手に成って貰います。」


シオンがあわてて、

『ララ様、あまりそのようにおっしゃられるとプレッシャーに成りますので、

 勘弁してください。』


「まぁ、頑張ってください」

『ララ様、他人事ですよ~。』無視して、

ベットの柱に埋め込んだ転移門に向って、「全員生体認証、全員門前転入」


「私の部屋に転出」隠し里のララの部屋に出ます。

「ここが新しい眷属たちのマイホーム空間、ララの隠れ里です。」

 部屋の中では特に変わった様子も無いのでちゅー達は??です。


でも、流石ですね、ちゅーパパとチューママは気が付いた様です。

『ララ様、此処は外界と遮断されていますか?、

 遠くに出ている子供達と連絡が取れなくなっています。』


「そうだね、その辺の事も改善しなくちゃね。」

ちゅー達にここへの出入りの方法と、この世界の事を説明して、


「この屋敷の天井裏は自由に使っていいよ、MOUSの本部、拠点、

 ちゅー達の御家、HOUSEだからね。

『ララ様、外を見回って来ても宜しいですか?』


「構わないよ、自由にして頂戴。」

「それから、ちゅー子Cや魔国のチュー太Dママも出産子育ては、

 此処に来た方が良いと思うんだけど、チューママ、聞いておいて。」


「彼や彼女たちの様に、外に出ている連中にも事情を説明して、

 出入りの方法を教えて置いてね。」

『承知致しました。』


「あとは、ネコのジジとルルね」


次話:ジジとルルの引っ越し

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