バーベキュー
バーベキュー-----------------
「AIマスター」
《はい、こちらに。》
「そろそろ行こうかと思いますが」
《狐たちが汗をかいておりますが・・・》
「かまわないよ、外で遊ぶんだから、帰って来てからお風呂に入ればいいよ。」
「フゥーと鳥達連れて行くから、狐たちの案内頼むね。」
鳥部屋に向います。
行くよ~って部屋に入ると、鳥たちが頭と両肩に止まりました。少し痛い。
今度メイドアンドロイドに両肩と頭の防御考えてもらおっと。
「」あれ?フゥーは?」
〖ここだよ~!〗
「声はすれども・・・」
「わぁ!顔が上からさかさまに目の前に降りてきた!!」
〖クーチの上に乗っていたんだょ~。〗
「鳥の背に精霊が載って・・・絵に成るなぁ。」
「そこがフゥーの定位置に成るの?」
〖時々ね、僕一人で飛べるから。〗
ま、いいでしょう。今度は杖を持ち歩く様にしますか。
と言っているうちに転移室に付きました。
すでに狐たちが待っております。
みんな一緒に転移!!
〖わー海だー!!〗
フゥーが叫んで、鳥たちと飛んで行きました。
狐たちも ぼ~っと 見ています。
『お前達、海は見た事ないの?』
「はっ!。森で生まれ育ちましたので海は初めてです。」
バーベキューの準備はメイドアンドロイドたちに任せて、
狐たちを海に誘う事にしました。
「ちょっと、波打ち際まで行ってみましよう。」
「今は干潮ですか、磯で遊べそうですね」
「気をを付けてね、危ない奴が居るかもしれないから」
三人とも恐る恐る潮だまりを覗いてます。
突然隣の潮だまりで大きな魚が跳ねました。
反射的にギンコがファイヤーアローを打ち、
頭を飛ばしまして後ろに撥ね飛びました。
ギンジは件を抜いており、銀は杖を前に出し、詠唱準備です。
「お~、ご地租が取れました。スズキみたいな魚ですが、
此方ではなんというのでしょう?」
「AIマスター!魚取れたよー!!」
《これは素晴らしい、ムニエルにしましょう!。》
突然、AIマスターの声に被せる様に
大きなフゥーの声(念話??)が聞こえた
〖出たぁーーーー!!!!〗
「えっ!??」
海の方を見ると、大きな触手が持ち上がっており鳥たちが慌てて逃げている。
「ありゃクラーケンだな。ポーションの材料だ!。絶対取るぞーー!!」
「ピーチ!ファイヤーアロー目の間を狙って連続発射!」
「パーチ!ライトアロー目の間を狙って連続発射!」
「AIマスター!銛ちょうだい。
」
《すぐ取ってきます。》
「ロープもねーー!!!」
「ギンコ、テレポートは練習した?」
『申し訳ありません、まだです。』
「どれ位の時間飛べる?」
『10分程かと』
「近くに行って、ファイヤーボール2~3発打ち込んでみようか。」
「撃ったらすぐ帰ってくるんだよ、触手につかまらない様にね。」
《マスターこれを!》
「おっ!!。銛が来ました」
「打ち込んでくるね。」
銛を持ってクラーケンの上空200メートルくらいの所にテレポートで飛びます。
「鳥達、引きなさい!」
念話で鳥たちを下がらせて、
上空から自由落下状態で細かいテレポートを繰り返し狙いを定めます。
上空100m位の所で、銛と一緒に自由落下。
着水直前で自分だけ海岸にテレポート。
「鳥達、銛がクラーケンに刺さっているか確認して画像を見せて。」
鳥達が画像を送ってきましたが、三つの画像を一度に見たので、
めまいでお尻を着いてしまいました。***お尻が濡れた***
「よし、目の間に刺さっている!みんなロープ引いてー!」
すごいです女性型でも、さすがアンドロイドです。
たちまち砂浜に引き上げられました。
「やったー!!。みんな有難う!」
*Ping・Pong!
******クラーケンを倒しました。
******スキル<シャイニングランス>を覚えました。
******<空間魔法>の容量が2倍に成りました。
おお!世界の言葉が来た~~!!
スキル覚えた、空間魔法容量が2倍に成った!!。あとで検証する。
「早速料理するねー。」
料理すると聞いて、狐たちが引いてます。これ食べれるのみたいに・・・。
「食べてもいいけど、
ポーションの材料にするから、足を1m位の長さに切ってくれる?」
「剣でも魔法でもいいよ。」
ギンジが剣で切っていますが、
ぐにょぐにょしているので、なかなかうまく行きません。
AIマスターが魔法使いを連れてきてくれたので、
<エアーカッター>で処理します。
それからは一遍に片付きました。
「片っ端から乾燥します。乾燥した物は、
AIマスター!マジックBOXに入れておいて!」
「それ、いくよ~。乾燥、乾燥、乾燥、乾燥、乾燥、・・・・・・・・・・・・・。」
「出来たー!これはポーションに絶対必要な物だから助かったー。
これで、しばらく持つよ~。」
「AIマスター、乾燥したクラーケン、マジックBOXにしまっておいて。」
バーベキュー出来たよ~~。」
「みんな~!。お肉食べよ~~~。」
「串焼きはそのまま横から食べるんだょ~。
口の周りがどんなに汚れても気にしなぃ~!」
でも大きな串、一本食べたらお腹いっぱいです。
なので、果実水飲みながらお話タイムです。
皆にテレポートで果実水配ります。----------
「ギンコ~。さっき飛べなかったねぇ、ごめんね。でも、
私のを見てテレポートの使い方わかった?」
『はい、驚きました。移動するだけだと思ったのですが、
あんな使い方が有るのですね。』
「まだあるよ。」
10Kg程有るかと思われる石に触れると、ぱっと消えます。
石は海の上空200m位の所に現れて、落下。ドボンと大きな音がしました。
『!!!!??』
『ルビ様、今のは...。』
「うん、石だけ空に飛ばしたんだよ、後は空から落ちて、ドボンだね。」
ギンコが口を開けて、目を丸くしています。可愛いですね。。。
「これを、連続してやれば、
たくさんの数の相手に対して凶悪な武器に成りますよ。」
ギンコがコクコクと首を上下に動かしてます。
驚いてますねぇ。面白くなりました。
「さっきもやったけど、上空に移動して落下しても、
途中で地上30Cm位の所に移動すれば問題有りません。」
「つまり、どんな所から飛び降りても問題ありません。」
「しかも無詠唱で出来ます。場所のイメージをしっかり持って、
そこに行きたいと願えば良いのです。ドアを開けて出るイメージでもいいね。」
耳なし青猫のAnywhere扉がすごく良いイメージです。
「ギンコでも3人くらいなら一緒に飛べますよ」
「自分が一人で、あるいは何人とどれ位飛べるのか、
石や物をどれ位飛ばせるか、確認しておいてください。」
「はじめは低い距離で行ってね、慣れたらどんどん早く、!使いこなしてね。」
「協力してもらうのはメイドアンドロイドで良いですが、
ギン達、一体ずつメイドアンドロイドが付いているよね。」
「何て呼んでるの?」
『メイドさんと呼んでます。特に名前は・・・』
「この際だ、皆に名前を付けよう。」
次話:アンドロイドの名付け




