表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
459/969

459話 シオン眷属に成ります。

*****************出て来る精霊の紹介**********


アンダイン(水の中級精霊の総称)

ユトウルナ(水の下級精霊の総称)

シオン眷属に成ります。---


世界樹が見えてくると、シオンが興奮してきます。

<ララ様、早く行きましょう。>走り出してしまいました。

ララがゆっくり歩いて行くと、門の前でシオンが立ち止まって居ます。


「ここは鍵が無いと入れないよ。」と言って、鍵を取り出します。

中に入ると、セレンが出迎えてくれます。(『ララ様、この子は?』)


シオンが慌てて<シオンと言います。アンダイン様(水の中級精霊)ですか?>

今度はセレンが驚いて、(『ララ様、この娘、私の事が判るのですか?』)


「驚いたでしょう、この子は精霊使いの卵、

 これから訓練すれば、凄い力を持つよ、

 でね、セレン、ウインディーネ様に言伝お願いしてもいい?」


(『私の言葉なんかウインディ-ネ様に届くかどうかわかりませんよ。』)

「大丈夫、言葉の最初にララからの伝言です、と付ければ絶対届くよ。」

ララがにたりと悪い顔をします。


(「あっと、その前にシオンを私の眷属にしないと

  ウインディーネ様に会えないかも。」)

「ねぇ、シオン、貴方私の眷属に成らない?」


<えっ、??>

事態が呑み込めない様です。セレンがにこりと笑って、説明します。


(『あのね、ララ様の眷属に成ると、力も頭もとっても強く、お利口に成るの。

  私もユトウルナ(下級精霊)だったのが、

  眷属にしてもらったらアンダインに成れたんだよ。』)


セレンが無い胸を反らせて、自慢しています

「確かに能力も上がるし、色んな事が出来る様に成るよ。

 ケガもすぐ直るし、死に辛く成るね。」


<それは、もっとたくさんの精霊とお話が出来ると言う事ですか?>

「そうだね、精霊と契約して、自由に呼び出す事が出来る様に成るね。」

<なります!やります!して下さい!>即答です。


「一度眷属に成ると、戻れないからね。」<大丈夫です。>

何で自分をそんなに信じてくれるんだろうと

 ララが不思議な気持ちに成りましたが、始める事にします。


「我が名はルビ・ヴラド、友愛の証として汝シオンを使い魔とし、

 わが権能の一部を与える。」


「生涯、お前と共に生き、お前にとって不名誉な命令はしない。

 友として一緒に歩んで欲しい。」魔力を少し与える


『私は、生涯ご主人様の親愛の情を裏切らない事を誓います。』

種族が変わり、魔力量が上がった様です。


「さて、シオンの基本能力だけど、

私と同じ、不老、超再生、念話、感覚共有が与えられました。


つまり、年を取らない、けがはすぐ治るけど死ぬ事はある。

 遠くに離れていても眷属同士の会話が可能。

 あなたが見た物を私もみる事が出来る。と言う事です。」


「不老は成長限界、20歳以下の者はそこまでは成長しますが、

 それ以降は肉体的に年を取らなくなります。」


シオンが、手を握ったり、開いたりして自分が変わった事に驚いてるようです。

「眷属に成って最初にやる訓練が魔力の操作と新しい魔法の習得です。

 後で、私の部屋に戻ってから、やりましょう。」『はい、ララ様。』


「セレン、ウインディーネ様に連絡しておいて、

 私の眷属で精霊使いの子が居るけど、訓練して頂けるかどうか聞いてみて。」

(『は、はい、わかりました。』)


連絡内容を聞いてセレンがびっくりしています。

『精霊神様に訓練を頼むって・・・。』


「シオン、此処には何時来てもいいよ、セレンは水の精霊だけど、

 他の精霊も来るみたいだから、遊びに来て、休むといいよ。」

『ララ様、有難うございます。ここで休むと、元気が出そうです。』


この時、まだララは彼女の特性に気が付いて居ませんでした。

「おーい、フレッド。」(『ララ様、お呼びですか』)

カラスのフレッドが木の上から下りて来ます。


シオンがびっくりして『ララ様、こちらは?』

「この子はフレッド、カラス監視隊の分隊長。」

「フレッド、こちらはシオン、宜しくね。」


(『は、シオン殿、、私はフレッド、

 ララ様からここの監視を仰せつかっております。お見知りおきを。』)


「シオン、この子も強いよ、

 人族やオーガ位なら数十人が束に成ってもかなわないだろうね。」


『ララ様、それでは監視ではなく、警備隊では無いでしょうか』

「いいゃ、監視に専念してもらう、殲滅なら楽だけど、

 見た目だけでは分からない場合もあるし、交渉が必要な場合もあるからね。」


「何かの時は役に立つ者達だから覚えておいてね。」

『はい、フレッドさん、宜しくお願い致します』


「さて、私の部屋に行きましょうか。」

『はい。』分邸の自分の部屋に行きます。


次話:シオンの魔力循環

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ