446話 冒険者たちの訓練-テレレポート
冒険者たちの訓練-テレレポート---------
玄関の前に到着です。
ケーリを出して。ドアノッカーでコンコン!
「おはよー」ドアが少し開いて、
ララを確認すると、すぐにドアが開きます。
みんな、食事を中断して、立ち上がります。
「食事続けて、私は食べたから要らないけど、一人分用意して。
この人、名はケーリ、ウォルトの所で盾役やって貰うから。
私からの訓練は一通り終わってるから、大丈夫だと思うけど、
ウォルト、後からすり合わせして置いて。」
突然の事でしたが、ウォルトは特に驚きもせずに
『承知致しました。盾役が欲しかったので助かります』
エンドラがケーリの食事と私のお茶を出してくれたので、お茶を飲みながら、
「サンチェス、あんたはどんな所を補助して欲しいの?」
『へい、ライトアローは打てましたが、キャンディ砲が
今一理解できない様です。それから、スプーン回しは出来ますが、
空を飛ぶのが、どうも。長距離のテレポートもちょっと・・・。』
「あらま、ほとんど駄目ね。じゃあ、今日頑張ってやりましょう。
それから、チームサンチェスの皆も、一緒に教え方の勉強ね。」
みなん声をそろえて『『『『へーい。』』』』
「あとは?」サンチェスが申し訳なさそうに、
『回復、治療魔法がよくわからんです。』
「カンね、良いわ、後で一緒にやりましょう。
グラディス、貴方も一緒ょ。」
『『はーい』』
10:30----訓練場---テレポート-ライトアロー------
「サンチェス、いつもは何処でやっているの?」
『へい、裏の草原の10Km程先でやってます。』
「じゃあ、そこまで15分で走るよ。サンチェス走って案内して。」
『へ?』驚いています、いつもはテレポートを使っているのでしょう。
「”へ”じゃないわよこんな平たい所、10Km15分で走れなけりゃ冒険者失格、
魔物から逃げられないね。ほら、走れ!」
サンチェスのお尻を軽く蹴ります。
サンチェスが大きなお腹を揺すりながら走ります。結構早いですよ。
地球の人間の100m10秒で走っても瞬間最高速度が時速40Km位ですけど、
10Kmを15分で走るには時速40Kmを15分維持しなくては成りません。
結構大変ですね。でも。みんな結構いい所に行きそうです。
身軽なフランが一番、最後が予想を裏切らず、サンチェス20分でした。
「サンチェス、結構走れるね、感心したわ。」
『有難う、ご、ざ、い、ま、すぅ。』息も絶え絶えですね。
最初はテレポートからです。5m程先に握りこぶし大の大きさの石に
赤い色を付け、置きます。
「ウォルトチームは集まって。」
みんな”ララの近くにお集まると、
「私に触って、腕、肩、頭、何処でもいいよ。」
みんな適当に触れます。
「みんなで一斉に動くよ、
そこの石まで見えない門を通るイメージだよ。1,2の3」
カンが一人取り残されてます。さっきの立ち位置に戻ります。
「カンはちょっと待ってね、出来る様に成るからね。」
意気消沈しているカンを慰めて、
「みんな、イメージを掴めたら、自分でやってみて。」
なかなか優秀、全員出来ます。
「じゃあ、各自少し練習していてね。」
カンと向かい合います。
「魔力さえ有れば、テレポートと生活魔法は誰にでも使えるからね。
まず、魔力の存在を確かめてからね。」
カンが頷き、真剣な顔でララを見ます。
自分だけが出来なかったのがショックだった様です。
カンと両手を繋いで、魔力を循環させて、
「魔力の存在は判るね、テレポートはその魔力で行きたい所へ自分を運ぶ、
飛ばすんだけど、感覚的には、自分は動かず、
空間が動いて其処に到着する様にも感じるね。」
「取りあえず、空間をまげて、自分をそこに移すイメージでやってみて。」
カンが目印の石をじっと見て集中しています。
暫くすると、ドット息を吐き、肩で息をしています。
「う~ん、目標の前と、自分の前にゲートを二つ作って、
そのゲートを空間をまげてつなげて通り抜けゲート作るイメージ。」
上手く伝わらない様です。
ララはヒモを取り出し。左右の手に端を持ち、両手を広げます。
「右手があなたの居る所、左手が行きたい所、
魔法で空間をゆがめ、右手と左手をくっつけます。」
そう言って、ゆっくり左右の手を合わせます。
「こんな感じ、手で無くて、ゲートを作って合わせるつもりでやってみて。」
カンが左手を印の石の方に伸ばしゲートを作りの前に作ったゲートに、
右手に合わせる様にします。
出来たけど、テレポートと言うより転移です。
カンが此方を向いてどや顔です。
「カン、それ、転移だから、それはそれですごいから後で訓練して、
みんなを一度に移動させる事が出来るから、便利だよ。
けど、今は取りあえずテレポートね。」
カンと両手を繋いで、
「私の魔力の動きを感じて。一緒にテレポートするよ、
そこに行く、と言う風に念じて。〔テレポート〕」
ララだけが移動します。カンの所に戻って、
「魔力の感じが少しわかった?」カンが頷きます。
「じゃあ、何回かやってみよう。」両手を繋いで、「〔テレポート〕」
またララだけ転移します。戻ると、カンが首をかしげています。
「じゃぁまた行くよ」
両手を繋いで、「〔テレポート〕」出来ました。
二人で目印の石の所に飛びました。
「やった!!、出来た!!!」ララがカンに抱き着いて喜んでます。
カンが恥ずかしそうですが、嬉しそうです。
「もう一回飛ぶよ」出発点に戻って、
両手を繋いで、「〔テレポート〕」成功です。
「よし、今度は出発点にいくよ。」両手を繋いで、
「〔テレポート〕」戻る事が出来ました。
「カン、今度は一人でやって。」カンが右手の中指を
自分のおでこに当てて、集中しています。
〔テレポート〕飛べました。
もう一度〔テレポート〕出発点に戻ります。
「全員集合!!。これで、みんなテレポートは出来るね。
カン、貴方は転移も練習してね。絶対必要に成るから。」
カンが黙って頷きます。
次話:光よ集え、矢と成りて敵を貫け〔ライトアロー〕




