442話 オーガの眷属 レドラ、レドル、レドロ
*****************出て来る魔物と魔法の紹介**********
〔ライトニングランス〕:雷槍、雷をぎゅっと纏めて一か所に打ち込む。
眷属化による種族変更
通常進化 : 大鬼族⇒鬼人族⇒妖鬼
⇓
眷属化による進化:血鬼⇒魔血鬼⇒妖血鬼
オーガの眷属 レドラ、レドル、レドロ------
「後は、原始林クーヘンでオーガの歩兵作りが残って居るけど、
今、どうなっているんだろ、情報が足りないな、
カラス達に任せても良いけど、私が動いた方が早いね。」
一旦、オーガの目撃情報が有った所まで飛びます。〔テレポート〕
原始林クーヘンの手前上空です。〔ピチョーン〕。
50匹以上の集落が20Km程離れた所に有りますが、
近くで、殺気立って、争っている様です。
〔テレポート〕気配がする近くの上空に飛びます。
ビックブル(巨大バッファロー)の
10頭位の群れとオーガが戦ってます。
オーガ一体が倒れています、二体がオスのビックブル3頭と戦ってます。
オーガの形成が良くない様です。どうやら狩りに失敗したみたいです。
あっ、オーガがまた一番大きなビックブルの角で突き上げられました。
かなりやばそうなので、介入します。派手目な雷の魔法で
〔ライトニングランス〕〔ライトニングランス〕〔ライトニングランス〕
〔魔眼〕三頭を処分、残ったビックブルに魔眼で恐怖を与え、
すぐに立ち去るように命じます。
〔魔眼〕オーガたちのも魔眼で言う事を聞くように、命じ、
怪我をしているオーガの傍に降ります。〔オーバーヒール〕。
急いで、角で突き上げられたオーガに向い、〔オーバーヒール〕。
ハンドで持ち上げ、最初に〔オーバーヒール〕
をかけたオーガの所に運びます。
そこへ、無事だったオーガがやって来ます。
二人の傷が治っているのを見て、
へたり込み、頭を地面にこすりつけて、
ララに礼を言っている様です。、
感謝している感情は読めますが、
言葉は断片的で、細かな情報のやり取りは出来ない様です。
それでも、近くに100人規模の村を作り住んでいる事、
無事だった者は村の若長で、村長の次に力だ強い事、
狩りは3~5人で行うのが通常、
今回は、ビックブル一頭ずつなら問題無かったはずだが、
ボスがやたらでかく、一人やられてしまったので
総崩れになってしまった事、
食料はいつも不足気味だが、
死ぬほどではない等が判った。
ここで、オーガの村をまとめて頂く方法を変更する事にしました。
この三人を眷属にして、力を付けさせ村に戻して、
村人を説得させる方が簡単と判断、
まずは若長に眷属に成る事を了承させます。
(〔魔眼〕使いましたけどね。)続いて、二人を起こし、
若長から簡単に説明させて、眷属に成る事を了承させます。
「我が名はルビ・ヴラド、親愛の証として名を授ける、
汝らの名はレドラ、レドル、レドロ。
今後レドラ、レドル、レドロと名乗るが良い」
「生涯、お前と共に生き、お前にとって不名誉な命令はしない。
友として一緒に歩んで欲しい。」
(了承しなさい。)(ヴォ)
三人が一瞬ビクンとし、体が少し大きく、毛色も少し白く成った様な気がした。
目にも光が宿り、知性を持った様です。
雰囲気も変わりました、どうやらオーガ(大鬼)から
血鬼に変わった様です。
眷属にした事で種族が変わった様です。
(AIマスター、種族が変わった様だけど、何になったの?)
《はい、ララ様の眷属、吸血鬼に連なる血鬼
族が誕生しました。新しい種族です。》
「おやまぁ、そりゃそうだよね、
この能力はオーガの範疇に入らないよ。」
「どうですか、体が軽く成りましたか?」
『こ、これは、力がみなぎって来る。』
レドラが手を握ったり開いたりしながら目を見張っています。
「さて、みんな聞いて、お前達の基本能力だけど、
私と同じ、不老、超再生、念話、感覚共有が与えられました。」
「つまり、年を取らない、病気はしない、
けがはすぐ治るけど死ぬ事はある。」
「遠くに離れていても眷属同士の会話が可能。
お前達が見た物を私もみる事が出来る。と言う事です。」
不老は成長限界、20歳くらいでしょうかまでは成長しますが、
それ以降は年を取らなくなります。年配の方はその年で停止です。」
「ただし、お前達は力を得た、しかしこの力を、私の命令を遂行する為と
仲間を守る為や飢えた仲間の為に狩りをする時以外は使ってはいけません。」
「自分の力を誇示する為や、いたずらに人、動物に危害を加えた場合は。
私が与えた能力の全てを失います。つまり、死にます。
その様な事の無い様に、気を付けなさい。」
『私達は貴方様に私の持てる全てをささげ、お仕えいたします。』
「ああ、無理しなくていいよ、私の事はララでいいからね。」
「今、お前達は、私の眷属と成った事で、めったな事で死ななく成りました。
更には魔力を持つ事が出来ました、
しかし、この魔力は 訓練をしなければ使えません、
そこで、魔力の扱い方の訓練と、私の魔法を一つ教えます。」
みんな驚きと期待のまなざしでララを見ます。
次話:レドラ、レドル、レドロの-魔力循環




