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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
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436話 セレンに警備隊の紹介

セレンに警備隊の紹介------23:00----


ちゅー達を出して、

「後はここに居る6匹で回してね。危ないのはゲネメとアクセル。

この二人はおそらく魔族で特にゲネメは上級悪魔だと思う。」


「MOUSの革鎧は魔力放出をなくす吸収装置が付いているから、

 探知はされないと思うけど、気を付けてね。」

「何かあったら呼んで頂戴。」


(『『『『『『はい。』』』』』』)良い御返事です。

じゃ、私は戻るね。〔テレポート〕


屋根の上に出ます。

カラス隊の二羽を出して、

「君たちには、ここと、ひっこし先の分邸、二か所の警備をしてもらいたい、」


「君たちが分隊長で後3羽づつ呼んで4羽で一つの分隊とします。

 ここの警備、見張り場所はあそこ、厩舎の横に生えている大きな楠。

 上の方のに洞が有るから、そこにします。」


そう言って、テレポートで洞の横に〔テレポート〕。

カラス達も付いて来ます。

「この小さな洞では、一羽がやっとなのでちょっと細工します。」


精製魔石を一個だし、中に8帖程の空間を作ります。

それを洞の中、正面の壁に埋め込み、


「これはさっき貴方達を入れた空間、”ララの部屋玉”の小さい奴。

 今、二人を登録するね。」

精製魔石に指を当て、カラス一羽ずつ触って、精製魔石に魔力を流します。


「これで、登録出来たよ。

 貴方達には、此処に入る許可を与える権利も付与したから、


 仲間を登録する時は、今みたいにこの魔石と相手両方に触れて

 ”許可”と念じれば、いいよ。」


入ると念じてみて。ララと、カラスが二羽、精製魔石に吸込まれます。

「明かりはどうする?」

『外と同じにして頂けると有難いです。』照明を外と同期させます。


「ここに巣材を持ち込んで、寝床作ってね。」『有難うございます。』

「次は引っ越し先の分邸に行きましょう。」

外に出て、分邸の引っ越し先、世界樹の根元に飛びます。


「うわぁ、もう10m以上に成っているじゃない。セレン、出れる?」

(『はい、あ、ララ様』)水の妖精セレンが慌てて出て来ます。


「そんなに慌てなくていいよ、

 世界樹、ちょっと見ない間に大きく成ったね。」


(『はい、でも後10m程で止めておかないと、

 王城のお部屋が下に成ります。』)


「そうだね、今度は横に伸ばせばいいよ。

 お屋敷半分くらい覆ってもいいんじゃない。」

(『そんなにですか!』)セレンが嬉しそうです。


「セレン、今日は、警備隊を連れて来たんだ。」

(『騎士様ですか?』)

 セレンが驚いています。


「違う違う、私の眷属のカラス達、

 色んな所で警備をやって貰っているんだ」


「今回は、この世界樹の上で警備をやって貰う事にするから。宜しくね。」

フレッドとリースを呼びます。

「此方がフレッド、此処、分邸を担当する小隊長。」


「まだ部下は呼んでいないけど、フレッドを含めて4羽でやって貰いつもり。」

「此方はリース今の分邸が立っている所が、下着工場に成るから、そこの小隊長。

 ここと同じで、まだ部下は呼んでないよ。」


(『ララ様。判りましたけど、この世界樹の上に巣を作るんですか?』)

「ああ、君の考えている様には成らないよ。まぁ、見た方が早いよね。」


「フレッド、この木の上でさっき見た様な、

 出入り口の精製魔石を置ける所を探して。」


フレッドが頷くと、気の上に飛んで行きます。

フレッドが場所を選定している間、セレンの現状報告を聞きます。

「セレン、何か困った事無かった?」


(『今は問題無いんですけど、此処の周り、結構お屋敷が増えて、

 人も増えてきたので、水が汚れてしまって、

 私と世界樹の魔法だけでは浄化が間に合いません。』)


「この敷地内の屋敷の出す汚れだけじゃなく、

 周りから汚れが来ると言う事だね。」

(『はい』)


(AIマスター、どうしようか、

 屋敷を中心に半径100m位を浄化できる装置を

 地下に作るか、この屋敷を隔離するか、)


《はい、周りのお屋敷は汚れ対策はあまりされていません。

 基本地面に染み込ませる方法を取って居ます。

 数台の浄化装置を秘密裡に地下に作り、

 

 地面に染み込ませた汚れをその浄化装置に誘導し、綺麗にする事と、

 お屋敷を通る地下水脈を浄化する事で解決するかと思います。》


(わかった、やってみて。)数秒の出来事でした。

AIマスターとの念話は一瞬で済み、セレンとの会話に戻ります。


分邸、水の浄化-------------------


「分った、すぐでは無いけれども、分邸が此方に移動する前には

 綺麗になっている様にするよ。」

セレンが驚いています。(『どうやって・・もにょもにょ・・・』)


言ってる途中で、聞いても判らないから聞くのを止めた様です。

フレッドが戻ってきました。


(『ララ様。良さそうな所が見つかりましたのでご案内致します。』)

「はいよ、」みんなで飛んで行きます。


上の方に行くと、太い枝が二本へ移行に出ている所が有ります。

『ここの上の枝の下、の幹に付けてはいかがでしょう。』


「良いよ、これは取外しが出来るから、

 都合が悪く成れば移せばいいからね。」


そう言って、加工済みの精製魔石を埋め込みます。

さっきと同じように登録し、

「人(鳥)選は任せるわ、予定は三羽ずつ、カポネと相談して。」


(『承知致しました。』)

「貴方達も含めて、時々、向こうに行って仲間と石の疎通う、

 作戦行動が出来る様にローテーションを組むと良いわね。」


(『はい、カポネ長官と相談します。』)

(「長官と来たか、カラス部隊と狼部隊も名前もしいのかな?」)


「セレン、これから、カラス達とは長い付き合いに成るからね、

 何処をどの様に警備するか、相談して。

 お互いの能力も確認しておいた方が良いかも。」


『有難うございます。』

「じゃあ、私は帰るね〔テレポート〕」


次話:ララの隠れ里

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