吸血
吸血-----------
「さて、今日の予定は・・。後は狐たちと魔血の交換だね。」
お茶をしてまったりしながら今日の予定を考えます。
「AIマスター、狐たちはどうしてる?」
≪まだ、訓練をしています。≫
「早めに切り上げる様に言って。訓練を終えたら、一度ここに来てもらって。」
≪承知致しました、お伝えいたします。≫
ゆっくりお茶をしながらふと思います。
明日の昼は皆で食事、バーベキューしたいなぁ
「ねぇAIマスター、明日はフゥー達居る?」
≪はい、お出かけは明日に成るそうです。≫
「明日は午前中鳥たちの様子を見て、昼はバーベキューパーティしよう!。」
「出かけるのは明後日にする様に伝えておいて。」
≪承知致しました、皆にお伝えいたします。≫
≪マスター、狐たちが来たようです。≫
「おう、入ってもらって。」
みんな、汗かいて、ドロドロだね。頑張っているね。
ドッ、と音がして、みんな、ひざまずいたよ。
「みんな、立って。これからそれ要らないから。軽く一礼だけでいいよ。
みんなの気持ちは分かって居るからね。」
なんか皆感動した様な顔をしているよ。
「さて、今日この後、お前たちと血の交換を行いたいと思う。
私の権能の一部をお前たちに写し与えるから。」
動揺している。
「心配ないよ、これはお互いの心の交流でもあるからね。」
「一時間後に、ギン、次にギンコ、でギンジの順で一人づつやるね。
各自汗を流して部屋で待てて。」
「はい、解散」
なんか、心の準備が出来ていない~~。みたいな感じで出て行ったよ。
「一時間、空いたな。私もお風呂入ろかな。」
「まったりお風呂は気持ちえ~~~!!」
「岩風呂じゃー!!。ライオンの口からお湯が出る風呂より落ち着く~~~。」
髪を乾かしてもらって、着替え~~、え?
「またメイド服?。今回は水色主体のアリス風?。ま、可愛いから良いか...」
「さて、そろそろ時間かな?」
ギンの部屋の前に行き、ノック、コンコンと。
『はい!!』声が裏返ってますよ~~。
戸を開けるとネグリジェ姿のギンが...。
良いのですが、絶対勘違いしてるよね。そこは触れずに。
「おう、さて、血の交換は初めてだったな。今回はお前が<精霊魔法>と
<魔力感知>使える様にしたい。」
ギンをベットに座らせ私が抱き着く様にする。・・・お母さんの匂いがする・・・
「身長が違うからっと。私を抱いてちょうだい、首から血を吸うよ。かぷっ!」
血を魔力でくるんで少し吸い取り、自分に血も魔力でくるんで送り返す、
この時、与えるスキルのイメージを行う。」
『ああぁ!!』血を送り込んだ途端、ギンが私を抱いたまま、
ベットに仰向けに倒れてしまった。
私も「うぉぁ!!。」
何だこの感覚は、全身に痺れるような、気持ちいい様な頭の中が、
まっ白に成る様な感覚が巡り、に気絶しそうになってしまった。
「これが、吸血、血への渇望と言うやつなのか?...。」
ギンは白目向いて気絶している。
メイドアンドロイドを呼んで、ギンの身を整えてもらう。
次はギンコ
ノック、コンコンと。
『はい!!』ここでも、声が裏返ってますよ~~。またネグリジェだったりして。
戸を開けるとネグリジェ姿のギンコが...。
良いのですが、みんな絶対勘違いしてるよね。そこは触れずに。
「今日は、お前に<転移魔法>と<魔力感知>を覚えてほしい。」
「お前の適性から考えて、これはかなり強力な能力だと思う。」
『嬉しゅう御座います。私はどの様にすればよいのでしょう。』
ギンコをベットに座らせ私が抱き着く様にする。 ・・・いい匂い・・・
「あはは。緊張する事ないよ、身長が違うから、
私を抱いてちょうだい、首から血を吸うよ。かぷっ!」
「身長が違うからっと。私を抱いてちょうだい、首から血を吸うよ。かぷっ!」
血を魔力でくるんで少し吸い取り、自分に血も魔力でくるんで送り返す、
この時、与えるスキルのイメージを行う。」
『あぅぁぁ!!』血を送り込んだ途端、私を抱いたまま、
同じくベットに仰向けに倒れてしまった。
「うぉぉ!!。来た...。ギンの時と少し感覚が違うな...。」
気絶しているギンコをちゃんとベットに寝せて、薄毛布を掛けておく。
最後にギンジ
同じ勘違いをしているかと思うと、少し引いてしまいますが...。
ノック、コンコンと。
『はい!!』声が裏返ってません。おっ、少し期待。
戸を開けるとバスローブ姿のギンジが...。やっぱりだめかぁ。無視、無視!
「今回はお前が<精霊魔法>と<魔力感知>を使える様にしたい。」
ギンジをベットに座らせ私が抱き着く様にする。・・・秋の枯葉の匂い・・・
「身長が違うからっと。私を抱いてちょうだい、首から血を吸うよ。かぷっ!」
「身長が違うからっと。私を抱いてちょうだい、首から血を吸うよ。かぷっ!」
血を魔力でくるんで少し吸い取り、自分に血も魔力でくるんで送り返す、
この時、与えるスキルのイメージを行う。」
『ぐっ!』目をつむって耐えている。さすが男、踏ん張ります。
私の方は、三度目で油断してなかったし、
やっぱり、男と女では感じ方が違うのかな。
少し、肩で息をしているが、目を開けて私を見た。目が赤いぞ、少し怖い。
『有難うございます。』
「汗かいたか、ひとっぷろ浴びてこい。」
『はい。』
「う~~、疲れた!!」
「風呂、飯、寝る!!!」
お風呂に入って、汗を流して、お茶をしながらソファーでまったりしていると、
図らずも寝てしまいました。
次話:マジックBOX




