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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
423/970

423話 クララと子供たちの就職

クララと子供たちの就職----12:30---


玄関の前に到着です。

「ロバート居るぅ!クララ達と一緒に玄関に着いたよ。」

念話で呼んでみます。


『あぁ、ララ様、先の応接室の方にご案内してください。

 直ぐお伺いいたします。』


「メイド長もお願いね。」

『承知致しました。』


クララ達を応接室に案内すると、

恐る恐るといった感じで付いて来ます。

ララがソファーを指さし、「そこに座って待っていて。」


<ララ様、私たちがこの様な綺麗なソファーに座れません。>

かなり腰が引けてしまっている様です。


「大丈夫、話が進まないから、座って待っていて。」

<はい、>と言って、やっと座ったと思ったら、


”ガチャリ”ドアが開いて、ロバートと、メイド長のスーザンが入って来ます。

座ったと思ったクララが慌てて立ち上がります。

子供たちも慌てて、立ち上がります。


ロバートが

『はい、こんにちは私はこの屋敷の執事長のロバートです。

 此方がメイド長のスーザン』


<は、始めまして、私は、ララ様に助けて頂いたクララと申します。

 この子は娘セリーナ10歳と息子アーサー8歳です。

 宜しくお願い致します。>


『ララ様が関わっているのなら、問題無いでしょう。

 クララさんはメイド、セリーナちゃんはメイド見習い、

 アーサー君は、屋敷の色んな仕事をしてみよう。』


『執事長、セリーナちゃんも一通りメイドの仕事を覚えたら、

 色んな所を回ってみるのも良いと思います。』


『うん、確かに、今居る者達も、希望を聞いて、

 少し動かすのも良いかもしれませね。』


『解りました、考えておきます。

 部屋割りは、取りあえず三人一部屋でいいかな?

 個室を希望の場合はしばらくして環境に成れてから、言って下さい。』


「メイド長、あと、着の身着のままで来ているので、

 生活小物や衣類も見繕ってください。」


メイド長が不安そうにしているクララ達に向って

『解ったわ、大丈夫、安心して。』

と、落ち着かせるように言います。


<ここで、働かせて頂けるだけでもありがたいのに、

 そんなにして頂いて宜しいのでしょうか。>


『大丈夫よ、ララ様が連れて来てくれた人たちだもの、歓迎するわ。』

クララとセリーナが、メイド長、ロバート、ララにも深々とお辞儀をします。


「じゃあ、みんなとお昼ご飯でも食べて、

 お話すると直ぐなれるよ、此処の娘は皆いい子達ばかりだからね。」


「この後、私は、ヴィックの所に行ってから、キロの街に戻るわ、」と言って、

応接室を出て、食堂に向います。


次話:料理長ヴィックのスープとお弁当

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