表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
415/969

415話 ディックを眷属

ディックを眷属----------


「眷属は私の権能の一部を少し使えます。ただし、私が死ねば眷属も消滅します。

 私は眷属の繋がりを解消する事が出来ます。その場合、対象は消滅します。

 私に敵対する事は勿論、私の命令は絶対に成ります。


 眷属は私と魂のつながりが出来ますので、念話が使える様に成ります。

 私は吸血鬼に繋がる者です。ただ、光の属性も持ちますので

 吸血鬼の弱点はありません、血への渇望もほとんどありません。


 あなた方の子孫を残す事も可能です。」

「簡単に言えば、私を裏切る事が出来ない事が縛りかな。」


「良い点は魔法も使える様に成るし、寿命も延びるし、

 死ににくくなる。どうする?」


<お、お願い致します。>土下座をせんばかりに頭を下げます。

「うん、わかった。」ディックの頭に触れ、


「我が名はルビ・ヴラド、友情の証として汝ディックを眷属とし、

 わが権能の一部を与える。」


「生涯、お前と共に生き、お前にとって不名誉な命令はしない。

 友として一緒に歩んで欲しい。」

「ディック、承認して。」


『我名はディック、私は、ご主人様の親愛の情を裏切らない事を誓います。』

ふわりと体が光り、光が落ち着くと、少し若返った様です。


「ディック、貴方にやって欲しい事は、これから立ち上げるクランの事務方、

 対外折衝を担当して欲しいのです。」

『ララ様、それは?』


「今、キロの街で私の部下の冒険者たちが

 パーティを組んで活動しているんだけど、


 今回、ウォルト達が加入して、パーティが二つに成るんだ、

 この際だから、クランの登録をして、活動しようと思うんだ。


 あぁ、心配ないよ、今あるパーティも、実力を隠しているけど、

 S級、いや、SSに届くと思う。


 ウォルト達も、鍛えれば、同じ位に成ると思うんだ、

 そうすれば、私の欲しいい、薬の素材集めや、戦力にも成るからね。


 実際、クランの団長、副団長クラスに成れば、

 綺麗事だけじゃあ済まなくなるから、

 そんな時、清濁併せ持つ、ディックみたいな人が役立つんだよ。」


ディックが、あきれた顔をしていますが、気を取り直して。

『解りました、ララ様の御期待に副えるよう頑張ります。』

と、話がまとまったので、食堂に戻ります。


ちょうど頃ウォルトとピーボ、オハマ達も戻ってきました。

「じゃあ、私はピーボの尋問をするから、ディックは隠し金庫が有ったら開けて、


 オマハ・ビーチ・ポールは持って来た物を、

 現金、金目の物、証拠品、雑貨品に分けて。」


「ウォルトは奥さんと子供たちに、状況を説明して。

 あっと、奥さん達の麻酔解除するね。」


ウォルトと一緒に奥さんと子供たちの眠る部屋に行きます。

〔麻酔解除〕ゆっくりと、目が覚めます。

「ウォルト、あと頼むね。」


食堂に戻り、ディックに副長:ピーボの事に付いて聞きます。


次話:ピーボの悪事

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ