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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
414/971

414話 ペンタの転移魔方陣

ペンタの転移魔方陣-------


<はい、私では動かせませんが、幹部が時々、使って、此処に来ます。>

「ふ~ん、ちょっと、見せて。」


<はい、こちらです。>

一階奥の事務室に案内され、机の引き出しから、鍵を出して、

大きな絵画、額縁の隠し鍵穴に差し込んで開錠。額縁をドアの様に動かすと、


地下に向う階段が出て来ました。

「普通の宿には地下室は無いよね。」

<はい、これは、ゲネメ様が、一瞬で作った物です。聞くと土魔法だそうです。>


下に着くと、ドアが有り、中は8帖程の広さの部屋で、

下の魔方陣が書かれています。


「この魔方陣、ミスリル銀を打ち込んで有りますね。」

「ディック、これで移動した事ある?」


<はい、幹部と一緒に、二度ほど。>

「向こう側はどんなところ?」

<はい、此処と同じ、地下に作った部屋に出ます。>


「ここから行けるのは、本部だけ?」

<私は本部にしか言った事は無いですが、幹部の話によると、


 拠点に有る魔方陣からは本部にしか行き来出来ないとの事です、

 本部の魔方陣は任意の拠点と行き来出来ると言う話でした。>


(AIマスター、解析お願い。)《おまかせ下さい。》

(嬉しそうです。このAI、未知の物に対する興味、執着心が半端ないですね。)


(「この魔方陣で来た者は自動的に私が精製魔石で作った部屋に

 強制的に閉じ込める事出来る?勿論、私の許可が無いと

 出入り出来ない様にしたいんだけど。」)《可能です。》


(「この魔方陣が、何処に通じているか、動かさないで、

 座標を知る事は出来る?」)


 《これは、王都の大きな商人たちの倉庫街ですね。》

(「この魔方陣で、一度にどれ位の人数が動かせます?」)


《三人くらいでしょうね。それ以上は、魔力に魔方陣も耐えられないでしょう。》

「じゃあ、危険を冒して、わざわざ動かす事無いね。」

マジックBOXから、入り口用に作っておいた、精製魔石を取り出し。


(「これでネズミ捕り仕掛けて頂戴。何か掛かったら教えて。」)

《承知致しました。》


「ディック、此処はこのままにして、入り口をふさぐわ。」

<えっ、魔方陣から出たら生き埋めですか・・・>

「違う!。階段をふさぐの!」


<ああそうですか。>

土魔法で階段を埋めて、部屋に戻り、

「ディック、貴方を私の眷属にするわ、いいいわね」


ディックが目を丸くしています。

<眷属って・・・?。>


次話:ディックを眷属

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