410話 オハマ・ビーチ・クローの尋問
オマハ・ビーチ・クローの尋問--------
「じゃぁ、この三人を尋問してみようか。」
最初に、細剣を持っている者から始めます。
〔麻酔解除〕〔魔眼〕「あなたの名前は?」
「何でグリフォンでやばい仕事してるの?」
<俺は、オハマ、母子家庭で母親が病気に成って、
薬代に困って、借金した所がグリフォンの息がかかっている所だった。
首に魔法陣付けられたら、簡単に足抜け出来ない。後、3年したら解放してくれる
と言う約束だが、本当かどうかは疑わしいが、今は信じるしかない。>
「魔方陣を外したら、私の兵隊に成るかい?。
私は真っ当な仕事しかさせないよ。」
<おふくろも死んじまったし、この蹴ったくそ悪い魔方陣を
外してくれるなら、あんたの兵隊に成るよ。>
「じゃあ、ちょっと、首を見せて」
魔方陣は引っ込んで居ますね、でも大丈夫。魔方陣の有る所に指を触れます。
”パチン”小さな音がして、魔方陣が一瞬浮かび上がり、
皮膚の下に隠れる様に薄くなっていきます。
<おっ。首が軽く成った。>
「これで大丈夫だよ。ウォルトと情報交換していて」
次は、短剣二本持ったお兄さんだね。
〔麻酔解除〕〔魔眼〕「あなたの名前は?
何でグリフォンでやばい仕事してるの?」
<俺はビーチ、美人局にやられた。>
「酔いつぶれて、朝起きたら女が横に寝ていたのね。」
<よく知ってるな?>
「良くある話だし、同じバカやったお兄さんが私の部下に居るよ。」
サンチェスですね。ビーチが首を触りながら、
<なんにしても、これが有る限りどうしょうも無いしんな。>
「私の兵隊に成ってくれるならその魔方陣外してあげるよ。」
<本当か、ねえちゃんなら、今より悪い仕事をさせられる事もなさそうだし、
いいぞ、兵隊に成ってやる。>
「じゃあ、首出して。」
<おう。これでいいか。>首を出して、ララに魔方陣のある方を向けます。
魔方陣の有る所に指を触れます。
”パチン”小さな音がして、魔方陣が一瞬浮かび上がり、
皮膚の下に隠れる様に薄くなっていきます。
<おっ。楽になった。>
「ウォルトとオハマと情報交換していて」
最期は、魔法使いですか。〔麻酔解除〕〔魔眼〕
「あなたの名前は?何でグリフォンでやばい仕事してるの?」
<わたしの名は、クローです。ダンジョンでパーティの仲間を皆殺しにされ、
私がやったことにされました。牢に入れられて、処刑まちでしたが、
脱獄させると言う言葉の乗せられ、出てみれば、魔方陣を刻まれ、
こんな仕事をさせられています。>
「裁判を受けたのは、どこで?」
<判らないんです。
ダンジョンで半死半生で助け出されて、治療を受け、意識が戻ったら、
簡単な事情徴収の後、即決裁判で死刑判決。そのまま牢に入って居ました。>
「それ、完全にやらせだよ。はめられたね。ギルドカードは?」
<取り上げられました。今は偽名のカードを使ってます。
前のカードを使うと脱獄死刑囚で有る事がばれると言う事で
今のカードを渡されました。>
「じゃあ、クローは偽名で、本命が有るのね。本命は?」
<ポールです。>
「王都のギルド長には顔が効くから、後で調べてあげる。
きっとポールは死んだ事に成っているよ。」
「その魔方陣を外したら、私の兵隊に成る?、
勿論、ポールの潔白も証明してあげる。」
<成ります、遣ります。お願いします。>
「じゃあ、首出して。」<はい。>
首を出して、ララに魔方陣のある方を向けます。魔方陣の有る所に指を触れます。
”パチン”小さな音がして、魔方陣が一瞬浮かび上がり、
皮膚の下に隠れる様に薄くなっていきます。
<あっ。重しが取れました。>
次話:ノナの街




