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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
406/970

406話 古着屋防衛の打合せ

古着屋防衛の打合せ---21:00-----


店の前に飛ぶと、オルタが店の前で待ってました。

「オルタ、ごめん、待った?」

『いえ、少し前に来たところです。』


「食事は・・・、必要ないけど、たまに熊食堂に行きますか、」

『はい、付き合います。』

と、言う事で、熊食堂で作戦会議です。


「おかあちゃーん、冷たい果実水飲みたいから、タンク冷やしていい?」

<はいよ、ついでにエールのタンクもお願い!>

「は~い、」右手で果実水のタンク、左手でエールのタンクを触って、


〔クール〕簡単にやっている様に見えますけど、

中の温度を均一に下げないといけないから、結構難しいんですよ。


「出来ました。おかあちゃん、冷たい果実水とエール、一つづつお願い。

 それから、おつまみ、おまかせで。」

<はいよ、>おかあちゃんがお客さん達に大きな声で


<冷えたエールが出来たよー!>

みんな、手持ちのエールを急いで飲んで手を上げます。

今日もエールは売り切れですね。


さて、オルタと今夜の対策を協議します。

「今夜の襲撃対策だけど、全員捕縛で行きます。」

「全員眠らせて縛るだけですから、特に問題無いですよ。」


『私のやる事が無い様に思うのですが・・・。』

「オルタは私が強盗達を眠らせたら、ギルドに走って、応援呼んできて。

 ギルマスには話して有るから、すぐ動いてくれると思います。」


『わかりました、しかし、前回もテーブルの下に隠れていた奴が居たとか

 女房が言ってましたけど、』


「うん、おそらく、今回の強盗達と何らかの線でつながっていると思う」

『え?』


「おそらく、黒幕が居るはず、サラマンダーは潰したけど、

 黒幕に成っていたアトルア子爵には手を出していないから、

 サラマンダーの生き残り、改心していない奴が、動いて居るかもしれない。」


「今回はそいつらを探る事が最大の目的。まぁ、尋問はギルドに任せるけど、

 リーダー格の奴は私が先に色々聞いておくよ。」


「狼とちゅーは、外で警戒している者を逃がさない様にします。

 おそらく、店の周りに居る者と、離れた所で様子を

 伺っている者が居るはずです。」


「店の周りに居る者はちゅー子Bとモスが担当私の合図で眠らせます。

 離れた所で様子を伺っている者はちゅー太Aとワイマが探して、泳がせます。」

「泳がせて。仲間の所に案内してもらいます。」


『すごいですね、でも、泳がせた者がどこか、仲間と会って、

 何人か違う動きをした時は?』


「そこまで考えなかったけど、うん、カラスを2~3羽呼んでおきますか。」

(念話:(「カポネ、今、大丈夫?」)(『は!ララ様、何でしょう。』)



(「夜目の効く者、3羽程、オルタの街の古着屋に派遣してくれない?」)

(「期間は今夜から明日までの予定。内容は追跡。

 今回は戦闘は無いから、夜目が効けば若い者でいいよ。」)


(『承知致しました。現在、ララ様から名前を授かった者は

 全員戦闘も出来ますので、ご安心ください。』)

(「うわぁ。もうそんなに育って居るんだ。カポネ、頑張ったね。有難う。」)


(『ララ様にそう言って頂けるのが最大のご褒美でございます。

 すぐにでも選別してそちらに向かわせます。』)

(「ありがと、御願いね。」)(『はっ!!』)


「これで準備OKとっ」

「おかあちゃん、狼とちゅー達に御土産にしたいから、お肉、味付けしないで、

 ミディアムレアで焼いて。1Kgを2個と500g5個お願い


<はいよ、肉は何がいい?>

「じゃあ、これを焼いてもらおうかな。」

解体部屋に入って行き、ファイヤードラゴンの胴体の半身を台の上に置きます。


”ドン!”

<おまえ、これ、もしかして。>


「はい、もしかしました。ファイヤードラゴンです。

 今日の食事代込みで、このお肉でお願いね。」

<おまえ、多すぎるよ。暫く、古着屋の連中の食事代要らないぞ。>


「古着着屋の分はモリエールと相談して、

 会計は私から離れてモリエールに任せているから。」

<う~~ん、分かった。>なにか納得できない様です。


「おかーちゃん、果実水とエールお代わり。」

<はいよ!>

ステーキの御土産を持って、古着屋に帰ります。


カラス達、ラッキ、ジョニー、アンネも合流したので、

皆に御土産を渡して、役割分担を説明します。


お土産には大喜びで

『こんなに食えねー』と言いながら齧り付いていました。


「残ったらマジックバックにいてれ置いてね。

 これから仕事だから食べ過ぎない様にね。」


『『『『『『『はーい!』』』』』』』みんな良い御返事です。

後は強盗さん待ちですね。


次話:古着屋襲撃ウォルト

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