405話 御菓子作り、シュークリーム編-
シュークリームレシピ編です。
読み飛ばしても話の筋に影響しません。
御菓子作り、シュークリーム編---------
「この前約束したお菓子つくりだよ、時間ある?まだ、お仕事残ってる?」
『ちょっと、待ってください、みんなに、残りの仕事頼んできます。』
ケティが、急いで、二階に行きます。ララは厨房に向います。
「料理チョー、居る~~。」
<お~、何か屋敷の中がわさわさしていると思ったら、お前が来てたのか!>
「なんだそれ、人の事、害虫みたいに言わないでくれる」
<そぉ~なことぉ~ないよぉ~~。>
ちょっとムカッと来たので、小さいドラゴンの頭をだして、ムービングで操って、
「にやぁ~おぅ~~」と言いながら飛ばしてお尻に。「かぷっ」
<ほんぎゃ~!>「なんちゅういい声出すかな。ま、いいや。」
「ここにファイヤードラゴンのお肉置くから、みんなと食べて。」
<ララ、これ、おめーが狩ったのか?>
「そりゃそうだ、こんなもんが、道端に落ちている訳ないじゃん。」
「お菓子作るから、料理チョー手伝って。」<おぅ。何作るんだ?>
「シュークリームだよ。ホイップクリームある?無かったら、作って頂戴。」
<大丈夫だ、今日作ったやつが有るぞ。>
「OK,OK,じゃあ、カスタードクリーム作れる?」
料理長が首をかしげて<なんじゃそれ?>
「じゃあ、教えるね。」
--この先は、ララのお料理教室シュークリーム編です~----------
レシピですから、読み飛ばしても良いです。
-----シュー作り-----------
薄力粉60g
(A)水100ml
(A)無塩バター50g
(A)塩少々
溶き卵 (Mサイズ)2個
ホイップクリーム200g
-----------------------
1:薄力粉を振るいます。
2:鍋に(A)を入れ中火にかけ沸騰させ、バターが溶けたら火を止めます。
3:1を2へ一度に加え、木べらで手早く混ぜ合わせます。
4:再度中火にかけ、1分半〜2分木べらで力強く混ぜ、生地がひとまとまりになり、
鍋底に薄く膜がはる様になったらボウルへ移します。
5:溶き卵を、4へ少しずつ加えその都度混ぜ合わせます。生地の様子をみながら、
卵の量を調節してください。
木べらを持ち上げた時にゆっくりと落ちる程度の硬さが丁度良いです。
6:5を丸口金を入れた絞り袋へ入れ、クッキングシートを敷いた天板へ4cm程度の
間隔をあけながら、直径5cmに丸く絞り出します。
7:6へ霧吹きで水をかけてから、フォークの背を当て形を整え、
200℃のオーブンで8分焼きます。
8:7のオーブンを開けずに、180℃に温度を下げ、15分焼きます。
膨らんだ割れ目もしっかりと焼けていれば完成です。
--------カスタードクリームだよ---------------
材料(300g分)
牛乳 250ml
グラニュー糖 50g
薄力粉 20g
卵黄 3個
バニラエッセンス 少々
無塩バター 20g
----------------
作り方
1:ボールに卵黄とグラニュー糖の半量を入れ、
ホイッパーで白っぽくなるまで混ぜ、
バニラエッセンスを入れ、さらに混ぜます。
2:薄力粉を入れ混ぜ合わせます。
3:鍋に、牛乳と残りのグラニュー糖を入れ中火にかけます。
4:沸騰直前で火を止め、2へ入れ混ぜ合わせます。
5:4をこし、再び中火にかけます。
6:なめらかになるまでホイッパーで混ぜながら煮あげます。
7:火を止め、無塩バターを加え混ぜたら、バットへ移しラップをクリームに
ピッタリ密着させてから粗熱をとり完成です。
さて、シュークリームが出来ました。
本当はエクレアも作りたかったのですが、それはまた今度。
「みんな~~~!片づけは後にしてお茶しよ~~~~!!」
キャロルが大きな声で、『私、紅茶入れるねー!』
「シュークリーム甘いから、お砂糖控えめが良いよ~」
『『『・・・はーい・・・』』』みんな、ウキウキの良い御返事です。
「ケティ、とエレン、メイド長と執事長にも
シュークリームとお茶持って行ってー。」
『『はーい。』』『みんな、私達帰って来るまで、食べちゃダメだよぉ~~。』
『『『エぇ~~~。』』』ブーイングの嵐です。
「じゃぁ、ラビリスとエリナもケティとエレンを手伝ってちょうだい。」
『『は~い』』
「二人ずつ行けば早く帰って来るでしょう。
その間に、少しお片付けしましょう。」
「洗い物、此処に持ってきてぇー」
ムービング手を4本増やして流れ作業です。わっしゃわっしゃごしごし。
あっという間に終わりました。
「みんな、揃ったね。じゃぁ、いっただきま~す!!」
『『『・・・いっただきま~す!・・・』』』
みんな一口食べて、大歓声!その後は声が出ません。
美味しい物を食べると声なんか出ません。食べた後は、
シュークリームのおいしさの余韻に浸って、みんな ぼ~っと してます。
少し間を置き誰かが、口を開きます。
『お、美味しかった。』
後はみんなの大歓声『『『・・・うわぁーーー!・・・』』』
「料理チョー、今度は貴方が作ってあげてね。」
『あはははは、これで、お店のメニューがまた増えたな。』
言ってる傍から、ロバートがやって来ました。料理長とご相談の様です。
「ケティ、ありがとね、私はこれから古着屋に戻るよ。」
『ララ様、ありがとう御座いました』「ん、」
〔テレポート〕
次話:古着屋防衛の打合せ




