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光と闇と薬師の少女  作者: 羽牟 星
403/967

403話 ララの小部屋の世界

ララの小部屋の世界----18:00-----


じゃあ、行きますか、小部屋の精製魔石を取り出し、全員を意識して、

入ると念じると。みんな、吸い込まれたように中に入ります。

私も精製魔石をテーブルの上に置き、入ると念じて、中に入り、説明します。


中に入ると、みんながびっくりした顔をしてこちらを振り向きます。

「ここは、精製魔石の中に私が作った小さな小部屋。

 少人数で移動する時に使う部屋だよ。」


サンサが、<ララ様、理解が追い付きません。移動の時の小部屋とは?>

「ここは精製魔石の中に作った世界なので、

 皆がここに居ても、魔石はマジックバックに入るんだよ、


 つまり、精製魔石の中に皆を入れて、その魔石をマジックバックに入れて、

 テレポートで出来ると言う事。」


「これから、これを応用して、転移装置を作ろうと思っているんだ。

 そうすれば、私が居なくても王都に行けるからね。これ、内緒だよ。

 下手に王族とか、高位の貴族に知られると、面倒な事に成るからね。」


<し、承知致しました。>

<まぁ、ララ様だからなぁ。便利に成るならいいんじゃねぇ。>

サンサが<ほんとに、あんたって人は、軽いんだから。>


「いいよ、他の人に言わないと約束してくれるんだから、問題無いよ。

 そこにお茶のセットが有るから使ってね。」


「少ししたら、呼びに来るから。」

『『『<<<<は~~~い。>>>>』』』。外に出て。精製魔石を仕舞って。

〔テレポート〕。分邸の私の部屋に移動しました。


小部屋の中は-------


ララが出かけた後、

ダリンが<こりゃぁ、どうなってんだぁ?扉も窓もないぞ、>


<ここにドアが有るぅ!>

走り回っていたランシーが、カーテンで隠れた一角にドアを見つけた様です。

遠慮せずにガバっと開けると<おトイレ~~~!!>


ロザリが<ランシー!その辺何でも開けちゃだめー!>

リーラがランシ―を捕まえに走ります。


おっかけっこが始まりました。

で、ランシーがコケて、泣き出して、

モリエールに怒られて、おしまい


この部屋は、移動の為に短時間しかいない事が前提の為、

備品はソファーとテーブルが部屋の奥に4セットとお茶のセットが有るだけです。


サンサが、<明かりも無いのに、どうしてこんなに明るいんだい?>

<部屋全体が光っている気がするけど・・・>モリエールが感想を述べます。


<考えてもしゃあない。座ってお茶でもしようぜ。>

ダリンがどっかりとソファーに腰を下ろします。

マミーと、サンサがお茶の支度をしながら、


『不思議ねぇ。このポット、火に掛けていないのに丁度良い温度だわ。』

<ここはララ様が作った空間だと言ってたから、

 ララ様の魔法が効いているんだね。>


デルシーがお茶菓子を見つけて、『これ、何だろ?』

プリシーが『チョコよ、チョコ、前にララ様が出してくれた、美味しい奴。』


『うん、それは知って居るけど、形が違うわ?』

 と、言いながら、お口に入れます。


お目目まん丸、お口に手を当てて、『やだ、これ、お酒!?』

ダリンが即座に反応します。<何!?、酒?。どれだ。>


デルシーがお皿に乗ったチョコを指さします。

<チョコじゃねえか。>

と言いながら、口の放り込むと。


<こりゃたまげた。こんな物どうやって作ったんだ・・・?>

みんな、なになに、どれどれ、と言いながら寄って来て、

口に入れて。思わずにっこり。


ロザリがランシ―もチョコを口に入れるのを見て、、<あっ、駄目!!>

ランシーが<まじゅい。>

と言って吐き出しましたが、お酒はお腹に入った様です。


その後、顔を赤くして、陽気に御歌を歌って、ことりと寝てしまいました。

チョコは勿論完食、後で気が付いたララが、

しまった、と言う顔をしたのはご愛敬です。


次話:分邸にお泊り

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