魔眼
魔眼----------------------------
《魔法の的にしないでくださいね》
「私をなんだと思ってる?」(ごめん、それいいなと思いました。)
「まず、新しい魔法は此処で覚えられる」
《どの様な魔法でしょうか?》
「と言う事は覚えられるが制限が有る、と言う事だね。
どんな魔法が覚えられるの?」
《適性をお持ちであれば、初級、場合によっては
中級までは出来ると思いますが、時間がかかる場合が有ります。》
「判った。まずは光魔法では」
《初級では(シャインングキャッスル2)(シャイニングシールド1)(ライトアロー1)
(ライトボール下級)(サンライト3)
これ位ですが、使いこなすまでに時間がかかると思います。》
「魔法を覚えるのはプログラム終了してからにしょうか・・・」
-------思考中--------
魔眼と薬師と錬金術
人の中で生きるとき、人は感情の生き物で有る為、
〈好意を持たれる〉と〈避けられる〉では対応は正反対と成る。
当然、好意を持たれた方が情報を集めるにしても生きて行くにも
絶対に有利となる。回復プログラムを行うにしても、バーチャルな世界ならば、
私を襲って者たちの情報集めに<魅了の魔眼>は絶対役に立つはず。
これは先に持っておくべきだろう。
それから、たくさんの動物を使役する時<テイマー>は役に立つはず。
この二つは欲しい。よし、これで行く。
-------思考完了-----------
「とりあえず、必要と思うものを少し覚えたい。<魅了の魔眼>と
<テイマー>は何とかならないかな?」
《<魅惑の魔眼>はマスターの目に刻印魔法を施す事で出来ます。
<テイマー>は、出来ません。》
《今、魔眼で出来るのは<魅惑の魔眼>と<暗示の魔眼>です。》
「お!!。<テイマー>は残念だけど<魅惑の魔眼>と<暗示>は
魅力的ですね。」
「う~~ん。魅惑>魅了だよね。魅惑ではちょっと強力過ぎる気がするな。
でも、欲しいな・・・イッヒッヒッヒ・・・」
「常時発動的に弱い<魅了>を、<魅惑>と<暗示>は使いたいと意識した時に
発動する様には出来ない?」
《かしこまりました。脳の近くに端子が必要ですので、
作成や検証に一日程お時間を頂きたいのですが、宜しいでしょうか?。》
「えっ?私の頭開くの?」
《いえいえ、そこまでは致しません。
目から視神経を経由して脳の傍に小さな魔方陣を置くだけです。
目の方も網膜に魔方陣を置くだけですので開頭は致しません。》
「あぁ、びっくりした。開頭だと覚悟がいるからなぁ。髪も無くなるし・・・。
取りあえずよかった。」
次話:薬師と錬金術




