374話 世界樹の葉
〔ムービング〕:
魔力ハンド。魔力で腕を作って物理的、魔力的な干渉を行う。
念力に近い。習熟度により、腕の数が増える。現在4本が限界。
ムービングハンドの先から攻撃魔法が出来るか訓練中。
世界樹の葉------------
「そうだ、私は世界樹の加護を持って居るから、力になれるかも」
マジックBOXから世界樹の葉を二枚取り出し、
「これ使えるかい?」妖精に渡すとわなわな震えながら受取ります。
〚これは、これは・・・〛
「世界樹から貰った葉だよ」
(「ロバート、こっちに来れる?」)
『はい、ララ様。地下室の住人の件は?』
(「こっちで話すよ。」)
『承知致しました。直ぐに参ります。』
「その葉を取り込めるかい?」
妖精が驚いた様に、こちらを見ます。
〚そのような事をしても宜しいのでしょうか、世界樹の葉など、
祭壇に置いて祀るだけで、恩恵を受けられるものでございます。
取り込む等、恐れ多い事です。〛
少し目を細めて、妖精の方を見て、
「そんな悠長な事をしている余裕は無いんじゃない?、もう直ぐ消えそうだよ。」
〚ヴっ。〛図星だったようです。「じゃあ、手伝って上げようね。」
世界樹の葉を返してもらい、葉に魔力をゆっくり入れて行きます。
二枚の葉が光始め、光の粒に分かれて行く様です。
一枚は妖精に、もう一枚は若木の方に向います。
光の葉を取り込んだ妖精は強く光りながら、成長・・・・。
私くらいの大きさに成った様です。
羽、無くなりましたね。若木の方は、成長を始めようとしているので、
「クスの木、大きく成るのは、ちょっと待っていて。
今、うちの執事長が来るから、そうしたら、
芽を出す所を決めるからね。我慢していて。」
若木が成長、大きく成るのを止めました。妖精?精霊が驚いています。
〚ララ様、有難うございます。あの頃の力が、よみがえりました。
精霊に戻る事が出来ました。・・・。ララ様は楠とお話が出来るんですね。〛
「う~ん、話すと言うより、感情が理解できると言った方が良いかな、
所で、泉の有った場所、覚えている?」
〚はい、楠の切株の近くです。〛ロバートが来た様です。
玄関で呼んでます。
「一緒に行こう、」二人で、地下室を出て玄関に向います。
ロバートが精霊を見て驚いています。
『ララ様、そちらは・・・。』
「ああ、この子はここに生えていた楠に居た妖精。
今まで切られた楠を守っていたんだ、お化け騒ぎも楠を守る為だったみたい。」
ロバートが驚いているみたいです。
『ララ様、人は?』
「そういえば、人形がどうして人の魔力を出していたの?」
〚はい、奥様のお持ちの宝石、魔晶石の中に人の魔力に似た波動を出す物が、
有りましたので、それを人形に使う事で動かす事が可能に成りました。〛
「じゃあ、甲冑も?」
〚甲冑は人形が動かしておりました。私は暗示で絵画が動いた様に
見せかけた事と、人形にこうして、ああして、と指示を出していました。〛
「ふ~ん、じゃあ、
〔シールド〕で動かなくなったのは指示が来なくなったせいですか。」
(AIマスター、この人形を回収して、中の魔晶石を調べてみて、
何か、胡散臭い、嫌な感じがします。)《承知致しました。》
次話:分邸の世界樹




